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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2020/03/21(土)
福島県南相馬市原町区のJR常磐線磐城太田駅の西南西3.8km付近にある一等磁気点。
※この記事は「H29-基II-3」の続きです。

堤体上にある基準点の確認が終わったので、磁気点探しに戻ろう。


haranomachi01.jpg
前の記事の1枚目の画像に示した赤枠の範囲にはため池北側の堤体の大半も含まれているが、堤体上はもちろん、その内側にも標石のような物は見あたらない。


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ため池の北東角。
比較的平坦な場所だが、水位が上がると水没してしまうのでここに設置するとは思えない。


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やはり畑か。
畑の真ん中ってことはありえないから、端の方だろうな。


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うーん…。標石どころか、ナントカ観測装置らしきものも見当たらないぞ。やはりここには無いんだろうか?
となると、ため池の東にある小さな山の中なのかな。


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よく見ると、2つ上の画像の右側に山へ入って行けそうな踏み跡のようなのがあるではないか。早速入ってみよう。


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確かに山道っぽいのはあるけど…磁気点は三角点と違って必ずしも山頂に設置する必要は無いからなぁ。


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山頂はまだのはずだけど、山の北側に人工的な平場がある。まさか…。


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キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
どう見ても標石だろ、これ!!


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上面に、まるでニッスイのマークのような二重丸。間違いなく磁気点だ!!


haranomachi.jpg
標石です。
久々に自力で発見したので、もの凄く嬉しい!!


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南面「磁氣点」
磁気点も三角点と同様に南向きのようです。道路側を向ける水準点だけが例外なのかな。
以降、反時計回りで。


haranomachi11.jpg
東面「基本」



北面「No. ??」
点番号のはずですが肝心の数字部分が良く見えません。削られたのか意図的に消されたような感じです。でも、よーーく見てみると、何となくですが「57」に見えるような見えないような?(人によって見え方が違うかも)
手元の資料(例の保存していたやつ)によると“原ノ町”の磁気点番号は「75」のようです。…ん?まさか75と57を間違えて設置しちゃったのか!?これが本当なら番号部分を削ってごまかした可能性が。
ちなみに点番号57は“姫路”みたいですね。向こうには何番の標石が設置されたんだろう。


haranomachi13.jpg
西面「地理調」
これだけでもレア度高いです。


haranomachi14.jpg
上面です。
標石の周囲には観測用の磁気儀を載せた三脚を設置するための杭が打たれています。杭は標石を中心として半径40cmくらいの位置に打たれているようです。


haranomachi15.jpg
上面のアップ。
だめだ、ニッスイのマークにしか見えなくなった(笑)

標石の大きさは 15.5x15.5x17.5cm (幅x奥行きx高さ) ※二等・三等三角点標石とほぼ同じ大きさです。
二重丸の外側の円の外径 約7cm
二重丸の外側の円の太さ 約1cm
二重丸の中心の円の直径 約1.5cm


haranomachi16.jpg
三脚を設置する杭には貫通していませんが穴が開いていました。機材の重みで開いたというよりは、三脚が固定されやすいようにわざと開けたような感じです。


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標石の西には倒れた石碑がありました。「黄金山」と彫られています。昔、この辺りで金が採れたのか、それとも涌谷の神社と関係があるのかな?


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標石から石碑(があった場所)までの距離を測ると、ぴったり5m。これは標石の位置を決める際にわざとこうしたのでしょう。


haranomachi19.jpg
ちなみに標石の北東にある木までの距離も、ぴったり5mでした。分かりやすい要図になりそう。

あれっ?すっかり忘れてたけど、そういえば「地球電磁気連続観測装置」ってどこにあるんだ!?
周辺にそれらしき物は無かったし、山頂まで行ってみたけどやっぱり無かった。何でだろう。
新しい配点図をよく見ると点名が「原ノ町」でなく「原町」と書いてあるし、点番号は3に変更されている。ここは廃点にして、別の場所に新たに設置したと考えれば良いのかな?

前の記事にも書きましたけど、今日は保険としてこの周辺にある基準点の資料も持ってきていて磁気点の有無にかかわらず数ヶ所寄るつもりでいましたが、これだけの成果が得られたので探索はこれで終了。もうおなかいっぱい大満足。
[[福島]原ノ町(一等磁気点)]の続きを読む
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2015/02/21(土)
福島県相馬市の相馬神社にある二等磁気点と思われる標石。
※点名が不明なのでタイトルは仮称です。

今日は親たちを連れての観光である。
まず常磐道を浪江ICまで南下してそこからR6を北上し、相馬の百尺観音と馬陵公園内の相馬中村神社と相馬神社を参拝し、その後なぜか角田の斗蔵寺(神社)へ行って、ついでに三等“斗藏”を探索するというメチャクチャなプランだ。これでも一応理由があってこういう予定になったのだが、詳細については割愛する。

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相馬中村神社の参拝が終わり、すぐ隣の相馬神社へ行く。この二つの神社は名前が似ているが全く別の神社なので紛らわしい。【現在地

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坂を登り切ると到着である。【現在地
ここは昔、中村城という城があった所らしいが、石垣と堀、大手門が残っているだけで建物は無い。…まぁ明治政府のせいなんだろうな。神社なのも。

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城跡で現在は神社。周囲と比べて高い標高。馬陵公園には「何か」がありそうな雰囲気がかなりする。でも閲覧サービスには何も出なかったので、せいぜい宮城縣標石とかか。…あぁそういえばここは福島県だった。じゃ福島縣標石かな。
さっき行った相馬中村神社には何も無かったしなぁ。目の前の石柱が全部標石に見える…。 ←完全に病気w

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何か無いか社殿の裏へまわってみるが標石の類は見当たらず、有ったのは巨大な井戸のような物だけ。何に使ったんだろう?

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そのまま敷地の端に沿って東へ進むと、あまり使われていなそうな公衆トイレがあった。私は観光地へ行くといろいろ写真を撮るのだが、公衆トイレがあるとなぜか必ず外観を撮ってしまうという癖があるのだ。変な意味でなくてね。もちろん中では撮りませんよ(笑)。

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トイレの先は行き止まりなので南側を向いたら…ぬおっ!!
おいおい予感的中だよ。何だろう?大きさは四等くらいだな。成果異常で停止中なのかな?

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うわっ!!磁気点だこれ!何でここに!?
えっ?四等サイズの磁気点標石って、もしかして二等磁気点か!?

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「基本」

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「No.253」
一等には番号が付いてなかったような?

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「地理調」
おぉ地理調の標石だー!

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上面は磁気点らしく、○の中に ・ です。

石巻山形の一等磁気点が、どちらも14.5×14.5cmなのに対し、ここのは12×12cmと一回り小さいので二等磁気点なのでしょう。国土地理院のWebページで一等磁気点の位置情報(マップはこちら)を確認すると福島県内には3ヵ所(原ノ町・いわき・若松)ありますが、相馬ではないのでやはり二等ですね。でも点名が分からないのよ~!!たぶん「相馬」だろうけど。
[[福島]相馬(二等磁気点)]の続きを読む
2012/10/21(日)
山形県山辺町の旧町立中中学校の北北東1.1km付近にある一等磁気点。

突然であるが一等磁気点を探したくなった。動機はGoogleで調べ物をしてたら、たまたま自分のブログの“石巻”の記事がヒットしてしまったからである。自分で書いた記事を見て影響されるってのも何だかなぁ…。
“石巻”の時は近くの“朝日山”のついでだった。しかも予めヤマレコ様で情報を得ていたものだった。今回は自分で位置を探してみようと思う。
一等磁気点の場所については三角点や水準点と違い、閲覧サービスでは扱わないうえに、ネット上での情報がとても少ないため、国土地理院で公表している位置情報を参考にするしかない。
しかし、この一覧表に書かれている経緯度が曲者で、いつも使っている「hh°mm′ss″.ssss」でなく「hh°mm′.m」なのである。何だ、秒の値が分の小数点になっただけじゃんと思ってたら大間違い。試しに位置が分かっている“石巻”で試してみたら全然違う位置になってしまった。何が違うんだ?。結局、いつもの秒の値が60進法なのに対し、一覧表の値の小数点以下が10進法だということに気づき、計算して変換することにより、正確な位置が出るようになった。
…と、思ったが変換しても分かる値は秒単位まで、しかも±6秒というとんでもない誤差が含まれている。これじゃ三角点のようにGPSを利用してメートル単位で位置を特定するといった探し方が出来ない。これがGPSを使わない「本来の探し方」なのだろうが、地形図のどの位置にあるのかも分からないのでは山の上なのか沢の中なのか、それすらも分からないのである。
とりあえず、おおよその位置が分かるようになったので行くところを決める。山形市の西のほうにある(実際は山辺町)“山形”(磁気点番号35)が一番近そうなので、ここに決めた。
一覧表のデータより、“山形”の位置は山辺町にある鳥海山()の北1km付近にあることが分かった。が、ウォッちずでは、かなりヘンテコな位置になってしまい、ここに磁気点があるとはとても思えない。元のデータがアバウトだしなぁ。
良く見るとすぐ近くに四等三角点“楯の峰”があるようだ。試しに、ここの点の記を見てみたら、何と三角点から5.1mの所に「一等磁気点 山形35」と書いてあるではないか!!これはラッキーだ。この“楯の峰”を目指していけば磁気点も見られる!まさに一石二鳥である。

山形と秋田の県境にあるやつとは別の山。

yamagata1.jpg
早速、山辺町に来てみた。今日の午前中は雨との予想だったが、幸い来たときには上がっていた。普段の行いが良いからだな、フフッ。
R458から山形県道18に入り、7.5kmほど西進した画像の所を右折する。[現在地

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右折して100mくらい進み、ここでまた右折。
ちなみにここを直進すると町立中中学校(なかちゅうがっこう)と鳥海小学校があるのだが、今年(2012年)3月に閉校したそうである

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さらに100m先を左へ。ここを右の方へ行くと鳥海山へ行けるようだ。三等があるみたいなので後で寄ることにしよう。

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“楯の峰”の点の記を参考に入口を探すが、それらしい道が見当たらない。先ほどの鳥海山との分岐から道なりに1.6kmほど進んだら「『楯の峯三十三観音』入口」と書かれた看板を見つけた[現在地]。点の記の要図にも三十三観堂と書かれているので、これで間違い無いだろう。これは地形図で点線道として描かれている道で、参道として整備されてるみたいだ。楽勝だな。
車を近くの待避所に駐めて、ここからは徒歩で進む。

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道は徒歩道というよりも、轍のある林道のような道だ。少し荒れているが軽四駆車なら余裕だろう。Kにお願いして奴の車で来れば良かったな。

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入口より400mくらい進むと前方に砂利屋らしきものが見えてくる(ここで採石しているのでは無いようだ)。特に看板や標識のような物は無いが、GPSを見ると“楯の峰”へは、ここを右折するようだ。

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右折した先は轍も消えかかったような、かなり荒れた道で最近誰も通っていないようだった。少し進むと車道は無くなり、ただの荒れた山道になる。藪で埋まっているが道らしき物は残っており地形図の点線道をちゃんとなぞっているのだが、大変歩きづらい。つうか普通の参拝者は即引き返すレベルである。あの入口の看板は何なんだよ!立派な看板を設置してるんだから、ちゃんと整備しろよ!!

yamagata8.jpg
何とか山頂に到着。っておい、なんじゃこれは~!荒れ放題だ!!参拝させる気まるで無いだろ?
先の方に見覚えのある大きい標示杭が見えたので、そちらへ進む。

yamagata9.jpg
(久々に)キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
上面が○に・の磁気点標石だ!名物(?)の手書き巨大標示杭もある!!

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標石です。周りにある3つの黒いのは測定機器を設置するための物のようです。(“石巻”にもありました)
標石には“石巻”同様、「磁氣点」「基本」のほか、国地院ではなく「地理調」と書かれていました。この事からこの標石が設置されたのが戦後で昭和35年以前ということが分かります。標石は三角点標石同様、「磁氣点」の面を真南に向けて設置されていました。

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手書きの標示杭。木製。
画像の「一等磁気点 山形 35」「基本」のほか、裏側には「建設省国土地理院」「昭和五十五年五月二十七日」と日付の下に担当者の名前のようなのが書いてありました。木杭にしては長持ちしてますね。
木杭の右下に写っている石が三十三観音の一つです。これと同じような観音像が彫られた石がこの山頂の縁を囲むように33個設置されているようでした。
[[山形]山形(一等磁気点)]の続きを読む