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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2019/11/02(土)
新潟県弥彦村の多宝山の南4.1km付近にある子午線標。
※この記事は種市昇二郎氏のWebページ「青森県の山とはぐれ山男のページ」の記事を参考にしています。
※この記事は「弥彦山(多宝山)天測点」の続きです。

次は天測点と対となる子午線標を探しに行く。
種市昇二郎氏の記事によれば、多宝山の子午線標の位置は北緯37°40′52″.99、東経138°48′58″.81らしい。早速行ってみようと思う。


yahikoyama_s01.jpg
多宝山より車に戻って昼飯を食べた後、弥彦山スカイライン(新潟県道561)を弥彦村方面へ向かう(さらに南進)。


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「本当の」弥彦山へは明日行くことにして、とりあえず市村境より道なりに7kmくらい進む。
地形図上では子午線標へ行くための山道の入口がこの先にあるヘアピンカーブの途中にある。当然カーブの途中に駐車など出来ないので手前のこの交差点付近にあるゼブラゾーンに駐めるつもりでいたのに、なぜか先客がいた。今撮影しているところにも無理矢理駐めることは可能だが、狭いし雨乞山への登山道入口のようなので出来れば避けたい。よく見ると、交差点を右折した先が通行止めになっていて入口にバリケードが設置されている。これ幸いと車をバリケード前へ移動し、駐車することにした。


yahikoyama_s03.jpg
車を駐めた交差点より東へ300mほど進む。このカーブだな。


yahikoyama_s04.jpg
初め、地形図に描かれている付近を探してみたものの藪が酷く、道らしいものが見当たらなかったので、さらに進んでみたところ入口のような踏み跡?を発見。
ここから入ってみよう。


yahikoyama_s05.jpg
本来の道へ入るため少し西へ進んでみたら山道のようなのを発見。結構荒れているみたいだけど大丈夫なんだろうか?


yahikoyama_s06.jpg
足下を良く見ながら少し進むと突然ロープが出現。
種市氏の記事に「無用に多くロープが付いた道だ。」と書かれていた通りだ。つまりこの道で間違いないということだろう。


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ロープは通常なら不要と思われる傾斜に付けられている。転倒防止というよりは道案内のために設置されたものではないかと思う。


yahikoyama_s08.jpg
道端に朽ちた道標があった。

  越後三山縦走路
↑ 登 山 道

「越後三山」がどの山を指すのか詳しくないので分からないが、弥彦山はその一つなのだろう。以前はロープが設置されるほどそれなりに人が行き来していたのだろうが、今はこの道の存在すら忘れられているようである。


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ただの藪にしか見えないが、地面を良く見ると一応道は続いている。それでも分からないときは尾根に沿っていけば何とかなる。


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入口より400mくらい進んだところ、子午線標らしき物を発見!


yahikoyama_s11.jpg
おぉ~あったあった!


yahikoyama_s.jpg
多宝山の子午線標です。
大きさは30x30x135cmくらい(幅x奥行x高さ)。高さは銘板がある北面のもの。


yahikoyama_s12.jpg
北面。
もはやお約束の「SHC別府プレート」もしっかり設置されています。


yahikoyama_s13.jpg
西面。


yahikoyama_s14.jpg
南面。


yahikoyama_s15.jpg
東面。


yahikoyama_s16.jpg
銘板です。大きさは天測点のと同じ9x20cm。
これも番号の刻印はありません。(種市氏の記事によると第16号のようです)


yahikoyama_s17.jpg
上面です。
他のと同様に灯具を固定するピンが付いています。
ピンの直径約13mm、ピン間200mm、指標円の直径約23mm、指標十字マークの大きさ約13mm (←高館山のと同じだったので、そのままコピペ(笑))


yahikoyama_s18.jpg
指標のアップです。


yahikoyama_s19.jpg
子午線標から多宝山を見てみると…何と!ハッキリ見えるじゃないですか!!
本来なら当たり前なんですけど設置から60年くらい経った今では木や藪で見えない場合がほとんどなので、ちょっと感動してしまいました。
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2019/11/02(土)
新潟県弥彦村の多宝山山頂にある天測点。
※この記事は種市昇二郎氏のWebページ「青森県の山とはぐれ山男のページ」の記事を参考にしています。
※この記事は“弥彦山”の続きです。

引き続き、すぐそばにある天測点を確認。


yahikoyama_t01.jpg
三角点から見た天測点。
真南ではないようですね。


yahikoyama_t.jpg
弥彦山(多宝山)の天測点です。
大きさは65x45x100cmくらい(幅x奥行x高さ)。高さは銘板がある南面。


yahikoyama_t02.jpg
三角点からの距離、約6m


yahikoyama_t03.jpg
南面です。
ちょうど昼時なのでさっき登ってきたのとは反対側の道から人が続々やってきて弁当を食べ始めたため、静かだった山頂が急に賑やかに。縦走してるのかな?
立場上邪魔ですとは言えず、フレームアウトするのを見計らいながら撮影。しまいにはオバちゃんに「これ何なんですか?」と質問される始末(笑)


yahikoyama_t04.jpg
東面。


yahikoyama_t05.jpg
北面。


yahikoyama_t06.jpg
西面。
銘板がある南面以外は特にこれといったものはありませんが、全体的にコンクリートが劣化しています。


yahikoyama_t07.jpg
銘板です。大きさは9x20cm。
番号の刻印はありません。(種市氏の記事によると第16号のようです)


yahikoyama_t08.jpg
上面です。


yahikoyama_t09.jpg
指標鋲のアップです。
直径4cm、十字マークの大きさ1.3cmくらい。


yahikoyama_t10.jpg
種市昇二郎氏の記事によると、この天測点の子午線標は真南にあるらしいのでそちらの方を撮影。目の前の木さえ無ければ見通しがとても良さそうです。
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2018/06/23(土)
福島県西会津町の鳥屋山山頂にある方位標(天測点として使用)。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
※この記事は“鳥屋山”(一等三角点)の続きです。

次は一等三角点のすぐ近くにあるという方位標を探す。(方位標(天測点)については「雷神峠(方位標)」の記事を参照)

toyasan_h1.jpg
方位標(らしきもの)は、三角点のすぐ近くにありました。

toyasan_h2.jpg
見た目は四等標石そのものです。
三角点から4m12cmくらいの位置。

toyasan_h3.jpg
周りを掘りました。
確かに方位標の標石です。これが四等だったらどうしようかと思いました(笑)。

toyasan_h4.jpg
一等三角点との位置関係はこんな感じ。
三角点の南南東4m12cmですね。

toyasan_h.jpg
標石です。こちらは普通の花崗岩ですね。
うまく日陰になっていることと、泥のおかげで文字がハッキリ見えます。

toyasan_h5.jpg
「方位標」
以降、反時計回りで。

toyasan_h6.jpg
「基本」

toyasan_h7.jpg
「No. 32」
あれ?雷神峠の時は天測点が奇数(No.17)で、子午線標が偶数(No.18)だったけど、そういう決まりとかは特に無いのかな?
そういえば、これの子午線標ってどこにあるんだろう?

toyasan_h8.jpg
「地理調」

toyasan_h9.jpg
上面です。

toyasan_h10.jpg
念のため大きさを確認。
一辺12cm(四寸角)で、やはり四等標石と同じです。

toyasan_h11.jpg
確認後は、ちゃんと埋め戻しておきました。


この方位標の点の記には、点名「鳥屋山(とりややま)」、選点番号「10」(冠字なし)、標石番号「32」、選点日 昭和27年11月4日、造標日 昭和27年11月15日、観測日 昭和27年11月14日、備考欄には「子午線標…九日田 方位点…博士山一等三角点」と書かれています。(舘沢省吾氏提供)
子午線標の大体の位置も判明しましたので(真南)、機会があれば訪れてみたいと思います。(2018/7/3追記)
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