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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2019/04/30(火)
秋田県大館市の秋田道(E7)釈迦内PAの北北西900m付近、萩長森山頂にある仙鉱三角点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
※この記事は“萩長森”の続きです。

引き続き、近くの仙鉱三角点を確認。


haginagamori_sk1.jpg
四等三角点と仙鉱三角点の位置関係は画像の通り。
仙鉱は祠のすぐ横に設置されています。


haginagamori_sk2.jpg
四等の東3m17cmくらい。
先ほど登山口の位置もですが、点の記の要図がデタラメすぎます。


haginagamori_sk.jpg
標石です。
これ、すぐそばにある植え込みの下に潜り込んで撮っています。何気ない画像ですが結構大変です。


haginagamori_sk3.jpg
南面「仙 鉱 三角点」
“高森”の近くにあったものと同時期、同タイプと思われますが、よく見ると字体が微妙に違います(「鉱」の字や「角」の字)。あくまでも想像ですけど、字を彫る際に型を当ててサンドブラストといった方法でなく、昔ながらの手彫りだったのかなと。安っぽい字に見えるのは、そのためなのかも。


haginagamori_sk4.jpg
東面。


haginagamori_sk5.jpg
北面はすぐそばの祠の土台とのすき間が狭く、まともに撮れません。恐らく何も彫られていないでしょう。


haginagamori_sk6.jpg
西面。
東と西も何も彫られていないようです。


haginagamori_sk7.jpg
ここのも角が丸いですね。


haginagamori_sk8.jpg
上面です。

標石の大きさは 15x15x19cm。高さはこの状態での南面のものです。
十字マークの大きさは約4.5cmくらいでした。


haginagamori_sk9.jpg
萩長森の上から見た、JX金属探開株式会社大館営業所。敷地内にはかつてあったであろう釈迦内鉱山関連の設備らしき物は見当たらず、ただ資材が並べられているだけのように見えます。資料館みたいなのがあれば寄っていったんだけどなぁ。
[[秋田]萩長森仙鉱三角点]の続きを読む
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2019/04/30(火)
秋田県大館市の秋田道(E7)釈迦内PAの東1.4km付近にある仙鉱三角点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
※この記事は“高森”の続きです。

次はすぐそばにある仙鉱三角点。


takamori_sk1.jpg
手前が四等標石で、奥が仙鉱三角点です。


takamori_sk2.jpg
四等の北西80cm。
点の記の要図には1.0mと書かれていますが、ちょっと違うようですね。


takamori_sk.jpg
標石です。
昨日のとは違い、比較的最近の物のようです。
仮にこれが釈迦内鉱山の測量に使われたのだとすると、釈迦内鉱山は昭和37(1962)年に日本鉱業が鉱床を発見したらしいので、その頃に設置されたものではないかと思われます。四等標石が昭和39年8月設置で、その時既に仙鉱の標石があったはずですから、大体この頃で間違いないでしょう。


takamori_sk3.jpg
南面「仙 鉱 三角点」
左から「仙鉱」、「鉱」と「点」の字が現代の漢字になっているのが、昨日との違いですね。字体もなんか重みが無いというか安っぽくなっています。よく見かけるタイプです。


takamori_sk4.jpg
東面。
面倒なので泥を落としていません。(雨が強くなってきたのでそれどころじゃない)


takamori_sk5.jpg
北面。


takamori_sk6.jpg
西面。
南面以外には何も彫られていません。


takamori_sk7.jpg
この標石はずいぶん角が丸いような気がします。気仙沼辺りにある標石はこんなに丸くなかったはず。


takamori_sk8.jpg
上面です。
うーん、丸いですねぇ。

標石の大きさは 15x15x20.5cm。高さはこの状態での南面のものです。
十字マークの大きさは約4.7cmくらいでした。

この後来たルートを戻りましたが、雨+笹藪という最悪の組み合わせのため、雨具などを装備していないアホ2名はずぶ濡れになって車に戻りましたとさ。
[[秋田]高森仙鉱三角点]の続きを読む
2019/04/29(月)
秋田県秋田市の秋田道(E7)秋田北IC料金所の北西550m付近「糠塚盛の一本松」脇にある仙鉱三角点。
※この記事は平沼義之(ヨッキれん)氏のWebサイト「山さ行がねが」の記事を参考にしています。
※この記事は“秋田”の続きです。

廃道などをテーマとした「山さ行がねが」(通称「山いが」)という人気サイトがあります。私もこのサイトが大好きでよく見てましたし、影響されて栗子隧道などへ行ったこともありました。結局、最近は廃道でなく基準点標石探しの趣味に落ち着いてしまいましたが、標石探索の際に廃道っぽい道を歩いたりすると、とてもワクワクします。このブログもその「山いが」にかなり影響されているというか、インスパイアというかオマージュというかパロディのような要素が結構あります。例えば標石の画像だけ出してハイ終わりでなく、そこまでの道中の過程を取り入れたのは「山いが」っぽいブログにしたかったからであり、本文中の「~である」「~だ」といった文体や「激藪」「平場」等の用語も「山いが」由来だったりします。

そんな大好きな「山いが」で、なんと仙鉱三角点を扱った記事がありました。ミニレポという小ネタ記事でしたが、内容の意外さに驚きました。記事中でヨッキ氏(この記事中では親しみを込めて、平沼氏のことを「ヨッキ氏」または「ヨッキさん」と表記します)が仙鉱について検索で調べた事が書いてあります。結局というか当然、上西勝也氏の「日本の測量史」から引用されてますが、検索の際には当ブログも引っかかっていたはずです。もしかしたらヨッキ氏にこのブログを見てもらってたかもしれないと思うと嬉しいような恥ずかしいような。

ヨッキ氏の記事に載っていた仙鉱の画像を確認すると、今まで見たことが無い古そうなタイプであることが分かりました。いつか行きたいと思っていましたが微妙に遠いためなかなか行けないだけでなく、場所柄、稲が植えてある時期は行くことが出来ません。※ちなみに舘沢省吾氏は既に訪れたとのこと。
今回、秋田へ行くことを決めた際には真っ先にここの事が頭に浮かびました。GW中だし田んぼはギリギリOKかな?


kamishinjyounaka_sk1.jpg
「糠塚盛の一本松」は秋田自動車道の秋田北IC近くにあるようだ。今いる所からは高速で行くよりも下道を行った方が距離が近いので、車のナビに従い秋田北ICの入口付近まで来た。
このIC入口手前の十字路を左折する。


kamishinjyounaka_sk2.jpg
交差点を左折すると、遠くの田んぼの中に「島」のようなものが見えた。どうやらあれみたいだな。


kamishinjyounaka_sk3.jpg
農道へ車で突っ込みたくないし、車道へ路駐するにも道幅が狭く危険なので、あらかじめGoogleマップで調べておいた駐車可能な空き地に車を駐める。


kamishinjyounaka_sk4.jpg
ここから農道へ入る。


kamishinjyounaka_sk5.jpg
あれっ!?何か様子が変だぞ?


kamishinjyounaka_sk6.jpg
なんじゃこりゃあああ!!!!一体何があったんだ?真っ黒焦げじゃねーか!
ヨッキさんが「“秋の写真コンクール”的」と賞賛していたあの美しい一本松がこんな悲惨なことになってるとは…。


kamishinjyounaka_sk7.jpg
とりあえず近くへ行ってみよう。田んぼがまだ田起こしされてなくて良かったよ。これで水張られて代掻きなんてされてたら大変だった。一応長靴は持ってきてたけどね。


kamishinjyounaka_sk8.jpg
標石は一応無事みたいだけど、これは酷い。


kamishinjyounaka_sk.jpg
標石です。下部がかなり露出していて、触るとグラグラ動きます。引っこ抜こうとすれば簡単に抜けそう。こんな状態じゃ焦げた木の根は撤去され、塚も削られて田んぼの一部にされそう。当然標石は廃棄…。
棄てるなら俺にくれよ!!取りに行くから!!マジで。


kamishinjyounaka_sk9.jpg
南面「鑛 仙」「三角點」 (右から「仙鑛」=仙鉱と読む)
出ました。旧字体で右から「鑛仙」の古い標石です。「点」の字が「點」なのもポイント高いです。よく見ると「仙」の字の「山」が「人+凵」になっていますね。私が今まで見た仙鉱の標石の中では八木山のが一番古そうだったのですが、これはそれよりもさらに古そうです。大正以前の物なのかな?
上の方が少し欠けてますけど、ヨッキさんの画像と見比べるとほとんど違いが無いので今回の火災によるものでは無いみたいですね。


kamishinjyounaka_sk10.jpg
東面。


kamishinjyounaka_sk11.jpg
北面「第五六號」
仙鉱三角点としては珍しく通し番号が付いています。他の数字の標石はどこにあるんだろう?
標石焦げてるじゃん…。こんな状態の標石初めて見た。


kamishinjyounaka_sk12.jpg
西面。
この面と反対側の東面には何も彫られていないようです。



上面です。
何と十字マークでなく、「×」です。上面がバッテンなんて御料局三角點以外で初めて見たかも。異例づくしの珍しい標石でした。
周りに鉱山が見当たらない所に仙鉱があるのは不思議な気がしますが、ヨッキ氏の記事に書いてあるようにこの周辺に点在する油田のためのものと考えれば納得できます。

標石の大きさは 12x12.5x19.5cm(東西方向 x 南北方向 x 高さ)。高さは南面の本来露出する部分です。この状態での南面の露出している部分を含めると48.5cmでした。仙鉱の標石は二等・三等標石並みの15cm角であることが多いのですが、ここのは12cm角で四等標石並みの小ぶりな標石です。
×マークの大きさは約4.2cmでした。

調べてみると「糠塚盛の一本松」は昨年の春頃に折れたそうで、ヨッキ氏も知っていたみたいです。
元々平成24年(2012年)に害虫被害のため保存樹としての指定が解除されていたらしく、いつ伐採されてもおかしくなかったようです。その後、2018年の4月下旬頃に伐採され現在のような根元だけの状態になっていたようです。
最近になって藁を焼く感覚で焼却処分しようとしたのかもしれませんが、焼け方が中途半端ですし、野焼きは禁止されているはずですので、もしかしたらイタズラだったのかもしれません。
[[秋田]秋田上新城中 仙鑛三角点]の続きを読む