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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2019/09/14(土)
新潟県粟島浦村の逢坂山山頂にある二等三角点。
※この記事は「10487」の続きです。
電子基準点“粟島浦”とは別の基準点です。

引き続き二等がある逢坂山(おおさかやま)へ向かう。
10487」の記事でも述べたように、逢坂山へは県道から電波塔があるピークを経由して「パノラマ新道」という尾根道を進めば行けるとのこと。地形図には描かれていない道だが、粟島の観光ガイドのマップにはしっかり載っている。どうやら観光協会イチ推しのトレッキング道のようなので未舗装の山道ではあるが先ほどの灯台への道のように綺麗に整備されているのだろう。“粟島浦”の点の記は平成2年の古いもので要図にこの道は描かれておらず、港がある内浦の集落から登ることになっていたため行くのをためらっていたが、尾根道なら楽そうだ。帰りは元々ある地形図の道を下れば早く宿へ辿り着けるだろう。


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灯台の帰りに見た電波塔があるピークへは水準点のすぐそばにある画像の交差点を右折すれば行けるようだ。


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村道46号線なのか…。どうでも良い情報だな。


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車道にしては比較的急な坂道だ。背中の荷物のせいで大したことない坂でも結構辛い。さっきみたいに途中にリュックを置いていくわけにもいかないし地獄だなこりゃ。


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やっと電波塔の近くまで来た。


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水準点近くの交差点より1kmくらい進むと、入口の看板に書いてあった通り、道は行き止まりになる。
観光ガイドに載っているマップによると「パノラマ新道」へはこのまま直進すれば良いようだ。


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小さな看板に「粟島パノラマ新道入口」と書かれている。
こっちへ行けば良いんだな。


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行き止まりになった村道は広場の先から林道として続いているようだったが…ってオイ!
林道どころか肝心のパノラマ新道まで藪で埋まってるじゃねーか!!
観光協会イチ推しじゃなかったのか? ←単なる思い込みです
点の記に「年1回の山道下刈りあり」って書いてあるのにサボってんじゃねー!! ←違う道です

どうしよう…。とりあえず行ってみるか。


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入口が藪化していたパノラマ新道だったが、意外にもその先は山道っぽくなっていた。


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画像のような左右を木に囲まれた道が続く。左右の木の間に出来たクモの巣が至る所にあり、ちょっと油断すると顔面にくらってしまうので、落ちている木の枝をグルグル振り回しクモの巣を払いながら進む。何か昔の「バシバシ棒」を思い出すなぁ。


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パノラマ新道入口より400mくらい進み、地形図に載っている東西に延びる山道との交点に来たのだが、左右どちらにも道が無い。
画像は内浦方面(東)を向いた状態。完全に藪化しており、これが道だったことすら分からない。逢坂山の帰りはここから内浦集落へ降りるつもりだったのに当てが外れてしまった。点の記の要図の道はこれとは別のようなので、そっちが残っていることを祈るか。


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先ほどの交点より坂を登ったところにある小ピークに来たら、突然謎の網が現れて行く手を阻まれた。

 鹿 駆 除
 実 施 中

 通行後は、必ず
ゲートを閉めて下さい

へぇ、鹿なんているんだ。金華山みたいだな。
ゲートといっても扉とかではなく網を張った棒を紐で結んで固定しただけの簡易的なものだけど、こんなので十分なんだろうか?金華山の鹿は網を破って強行突破してたぞ。


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鹿除けの網より250m進むと道標があった。左が牧平、右は内浦と書いてある。
牧平は島の北端でありパノラマ新道の北端でもある。途中に逢坂山があるはずなのでここを左へ進めば良いのだが、問題は右。地形図にも点の記にも描かれていない道だけど内浦へ降りられるらしい。でもその先はやはり藪化しており、入口にはトラロープが張られている。無理矢理行ったとしても等高線の間隔から見て危なそうなので、この道も使えないようだ。
ちなみにここの画像左側の角には鹿を撮影するためのカメラが設置されていました。もしかしたら我々の間抜け面が写ってたかもしれません。


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さらに100mくらい進むと十字路のようなものが。どうやらこれが点の記の要図の道らしい。
しかし、やはりというか右側への道はビニール紐で閉鎖されている。観光協会(?)は、どうしてもパノラマ新道から横道へ逸らせたくないようだ。これがダメだったら今来た道を戻るか牧平まで行くしかないことになる。
GPSのトラックデータと点の記の要図を比較すると、元々の道は右側から奥のほうへ続いていたようで、そこにパノラマ新道が合流したような感じだ。となると左へ行く道は何なの?ということになるが、恐らく近くの林道への連絡道ではないかと思われる。


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ここを直進するルートが点の記に描いてある東西の道のようだ。逢坂山へはここから右折する。
道がここで不自然に右折するのと、「この先パノラマ新道」の看板はここが旧道だった証しである。


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ん?また十字路か?しかも新道よりも新道っぽいのに「この先危険立入禁止」って何なんだよ…。
※帰りにこっそり行ってみたら山頂の裏側へ回り込んで訳分からないほうへ行ってしまう道でした。下へ降りられないみたいなので、すぐ戻りました。


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もう少しで山頂みたいだ。


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電波塔があるパノラマ新道入口から1kmほど、つまり県道から約2kmで逢坂山山頂に到着。
小さな広場のようなところで辺りを見回すものの標石が見当たらないのでさらに周囲を探したところ、少し先の道標のそばに標石があるのを発見。


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標石です。
あぁ蚊が鬱陶しい。結局“とど山”と似たような状況になってしまった。


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上面です。


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結局帰りはさっき来た道を戻ることに。県道のあの坂を歩いて下るのは嫌なので、バスに乗るため途中で時間調整をする。
「灯台入口」バス停まで戻り、20分ほど待つとバスが来た。ありがたい、助かった。

バスに乗ると見覚えがあるオジサンが。昼間に乗ったときと同じ運転手さんだった。乗客は誰もいない。
運転手「あれ?まだいたの?(笑)」
私「ええ、灯台へ行った後、パノラマ新道を通って逢坂山へ行ってきたんです。」
運転手「パノラマ新道へ行ったの!?藪凄かったでしょ?今年草刈りしてなかったからなぁ(笑)」

いや、やってくれよマジで。ホントに。今からでもやってくれ。特に内浦から登る道を全力で復旧してくれ。
どうやら運転手さんも関係者らしい。おそらく草刈りの時は観光協会や役場の人など総出でやるんだろう。あの言い回しではここ数年は草を刈っていないような感じだ。結局誰とも擦れ違わなかったし、観光客に人気ないのかも。確かに「パノラマ」とは名ばかりで眺望はほとんど無かったからね…。
[[新潟]粟島浦(二等三角点)]の続きを読む
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2019/06/01(土)
東松島市の大高森山頂にある二等三角点。
※大崎市にある“大高森”(三本木)や松島町にある“大高森”(松島町)とは別の三角点です。
※この記事は “野蒜”再訪編 の続きです。

次は予定通り大高森へ向かう。


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先ほどの“野蒜”付近より道なりに宮戸島方面へ2.8kmくらい進むと大高森の登山口がある。
登山口付近は以前来たときと大して変化は無かったが、登山口から見て道路の向かい側(画像の向きの逆側)は嵯峨渓遊覧船案内所を兼ねた売店などが整備され、以前とは大分様子が変わっていた。


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大高森は「松島四大観」の一つなので、登山客というよりも山頂の展望台へ向かう観光客が多い山だ。そのため登山道は良く整備されている。


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車道でもないのに、これだけの起伏のためにわざわざ切り通しにするなんて、かなり気合いが入っているな。


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縄文村のほうから登ってくる道との合流点。山頂へはここを道なりに左へ。
道端に気になる物があったので確認してみましたが、恐らくただの境界杭みたいだったので画像はありません。


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山頂の手前にある比較的長めな階段。以前来たときに「最後の難所」って感じで印象に残ってました。確かに少々キツいです。


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階段を登り切って尾根に上がれば山頂はもうすぐ。


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展望台や東屋、手前の石碑などが見えてきた。何か懐かしいなぁ。
昔の点の記の要図を見ると、この少し手前辺りに売店があったようですね。


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三角点は東屋近くの目立つところにあります。テレビなどでここの映像が流れたときに注意して見ていると大抵映り込んでいます。


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標石です。標示杭は木杭(以前来たときはプラ杭でした)。上面舗装。
先述の通り、ここは「松島四大観」のうちの一つなので、背景の景色は最高です。
標石は比較的新しい物で、昭和47年に以前と同じ位置に再設(柱石交換と思われる)されています。
明治時代の古い点の記に面白いことが書かれています。

防衛石:毀損廃物トナリシ標石四個ヲ利用 又別ニ普通石ヲ増置セリ

防衛石とは保護石の古い呼び方です。その保護石を毀損して使えなくなった標石で代用したと書かれています。さらに普通の石も使ったようなのですが、合計8個も並べたということなのでしょうか??



最近の標石のため、明治時代の物には無い「基本」と「国地院」の文字が彫られています。さらに北面には「 No_ 」の文字が。
本来であればこの下に標識番号が入るはずですが、元々番号が無かったので空欄になっています。(詳しく調べたわけではないんですけど大正以降に選点された二等には標識番号が付いているのもあるようです)


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上面です。保護石は標石の廃品ではないようですね(笑)。


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上面のアップ。ICタグ付きです。
[大高森(東松島市)(二等三角点) 再訪編]の続きを読む
2018/09/16(日)
山形県山形市のJR奥羽本線(山形線)蔵王駅の北北西2.3km付近にある二等三角点。

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今日は8年ぶりに山形の「日本一の芋煮会フェスティバル」に来た。
隣県のイベントなので毎年気がついた頃には終わっていたのだが、今年は大鍋が直径6.5mの物に変わるということでニュースとなり、開催前に情報が入ってきたため間に合った。今回も前回と同様、来たついでに近くの三角点を探すことにしよう。
それにしても8年前の画像と大して違わないってのは何か凄いな…

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前回は芋煮をいただく前に近くの三角点(薬師公園)まで歩いて行った。今回は他に歩いて行けそうな街中の“諏訪町”(四等)が既に行っている点なので、大鍋と小鍋(直径3m)両方の芋煮をいただいた後、車を駐めていた山形県庁の駐車場までシャトルバスで戻り、車で少し離れた点へ移動することに。目的地はここから比較的近くにある二等“谷柏”である。
県庁よりR286をさらに西へ進み、R13との立体交差を越える。
ここがR286の終点かと思っていたんですけど、実際はここから1.8km先のR112との交点(R348終点)[位置]が終点みたい。

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先述の通り、R286を西進するとR112との交点よりR348になる。
R112交点より、さらにR348を2kmほど西へ進み、画像の交差点を左折する。
左折した先もR348である。

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左折後700mくらい進み、画像の交差点を右折。
右折した先もR348。早い話、R348を「道なりに」進む。

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一つ上の画像の交差点より1.6kmほど進み、画像の所で左折する。

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一旦停止の所をさらに直進。

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一旦停止の十字路より約200m。点の記によればビニールハウス群の先にある用水路の東沿いの農道へ左折すれば良いようだ。

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予想はしてたけど農道はご覧の通り草ボーボー。まぁ歩く分にはそんなに問題ないけど、標石が草に埋もれてそうだなぁ…。

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舗装路より約100m進んだところ、用水路脇に標示杭を発見。
これさえあれば草に埋もれてても見つけるのは楽勝だな。

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あれれ?標石が無いぞ?土に埋もれてるのかな?※後で気がついたんですが、閲覧サービスに「現況状態:埋没」と書かれてました。
ちなみにここの標示杭もお約束通りに、草刈り機かなんかで根元で真っ二つのようです。

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標示杭の周りをスコップでガリガリ…
おっ!花崗岩っぽいのが出てきたぞ!

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やったー!標石だ!!

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上面です。ICタグ付き(なぜか点の記には書かれていません)
結構角が欠けているみたいですね。
[[山形]谷柏(二等三角点)]の続きを読む