標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2018/05/05(土)
山形県鶴岡市の市立西郷小学校敷地北東端付近にある四等三角点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
※この記事は「高館山天測点」の続きです。

次は鶴岡市に来た本来の目的の物を探すことにする。

以前、舘沢氏からの情報を元に登米で四等標石の裏側に「宮」と彫られている標石を探した。これは全国に四等が設置され始めた戦後のごくわずかな期間、県別の表示として彫られていたもので、「宮」は当然宮城県の意味である。

それじゃお隣の山形県はというと、もちろん「山」と彫られる。あれ!?これって山林局というか林野庁の「山標石」と紛らわしいんじゃないか?うわー面白そう!え?何が面白いのかって?ほっといて!
…ということで、山形県に存在するという四等「山」標石が結構前から気になっていたのだった。

舘沢氏によると、「山」の標石の1番(山1)は鶴岡市にあるのだという。「山2」は亡失で3と4も近くにあるらしい。そこで独自に調べてみたところ、鶴岡市周辺が四等「山」標石だらけでビックリ!途中抜けが結構あったり、20番台が見当たらなかったりしたが、一ケタから129まで確認した。
さすがに半日で129までは不可能なので、今回は「山1」から現存する番号の若い順、1,3,4,8,10の5ヵ所分の資料を準備した。5ヵ所全て行くのが目標だけど、残りの時間で何ヵ所回れるかな?

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まずは「山1」の“花見原”へ向かう。点の記には「地目:学校用地」と記されているが、道路沿いのようなので問題ないだろう。
先ほどの高館山からR112へ戻り、鶴岡市中心部方面へ進む。高館山へ向かう際にトンネルの手前で右折した交差点より、約1.5km進んだところにある画像の交差点を左折し、山形県道38に入る。

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山形県道38を4kmほど進むと日沿道と交差する。

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日沿道と交差したところから450mほどで三角点に到達する。超楽勝。
ここに路駐するわけにはいかないので、この先にある「鶴岡市西郷地区農林活性化センター」の駐車場に置いてくることにしよう。

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駐車場はこちら。

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戻ってきました。
さてと…あぁ、標石が枯れ草で埋まってるみたい。早速除去。

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標石です。
元々は昭和26年9月に設置された物ですが、何らかの理由により平成3年10月に現在地へ移設されました。石は当時の物のままのようです。良かった。

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等級面のアップ。
以降、反時計回りで。

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「基本」
次はいよいよ…。


「山 1」キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
「山」の字が象形文字のような、「凵」+「人」みたいな文字になっています。真ん中の縦線(人)の下に隙間があるみたいなので、一見何の字か分かりづらいかも。※いつものようにマウスカーソルを画像の上へ持って行けば読みやすくなります。

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「地理調」
古い四等標石ならではです。

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保護石は4つ。
比較的最近移転したものなので、状態が良いですね。

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上面のアップ。
ICタグ付きです。

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あれ?すぐそばに何か別の基準点ぽいものがあるぞ??何だろう?

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ん?金属標?

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「BM点」
「西郷土地改良区」
BM=BenchMark→水準点ですね。地元で設置した物のようですが、閲覧サービスの公共基準点としては出てこないようです。
[[山形]花見原(四等三角点)]の続きを読む
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2018/04/01(日)
白石市の鎌先温泉の西北西5.5km付近にある四等三角点。
※この記事は“玉貫山”の続きです。

もう一カ所、四等へ行ってみようと思う。
点名は“不忘”。「不忘山」ではない。

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先ほどの所より、さらに道鎌先温泉の少し南から不忘へ抜ける道。たぶん白石市道)を不忘方面へ進む。800mほど進むと、蔵王キツネ村の入口があった。
キツネ村って結構有名みたいなんだけど、ここにあったんだ…。ところで“玉貫山”に漂ってきた獣臭の正体ですが、検索してみたところキツネ村の説明では近くの養豚場の臭いなんだとか。本当かな?

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さらに道なりに1.2kmくらい進み、ここを左へ。

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300mほどで県道51に出る。正面中央の山が不忘山だ。
もう三角点の近くまで来たので、車を近くに駐めてここを左折する。

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さてと…、ここら辺から入っていけば良いみたいだけど、点の記に書いてある徒歩道なんて無いよな。

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道路から入った辺りは“玉貫山”のようなイバラが付いた植物が多く進みづらいため、比較的歩きやすい松林の端を進む。

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標高600mくらいまで来ると、まだ雪が残ってる所もあるんだなぁ。

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おや?岩のようなのが見えてきたぞ。点の記を見ると三角点周辺には露岩があるらしいから、それかな?

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こっちの岩っぽいな。

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ありました。
そばに倒れている木の丸棒みたいなのは、元々赤白ポールだったのではないかと。

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標石です。
何か見覚えがあるような雰囲気だと思ったら、さっき行った“”と同じ方々が選点・埋標されたようで、埋標日が同じ日になっています。標石を設置するには1mくらいは穴を掘る必要があると思うんですが、数人で作業するとしても一日に何カ所もこなせるもんなのでしょうか?それとも数日がかりで並行して作業したのかな?

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標石のアップ。
”と同じタイプですね。

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標石の周りはこんな感じ。要図に描いてある通り、露岩のそばです。

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上面です。
いかにも三角点といった感じで良いですね。
[不忘(四等三角点)]の続きを読む
2018/04/01(日)
白石市の鎌先温泉の南西3.5km付近にある四等三角点。
※この記事は“中原”の続きです。

次も四等で、“沼”という点名である。
地形図や航空写真を見ても近くに沼があるわけではなく、恐らく地名から取ったもののようだ。といっても所在地の地名は正確には「福岡蔵本字長峰」で、どこにも「沼」の字が無い。調べてみると、どうやらこの点より東に700m辺りの字名が「沼」らしい。…どうでも良いことですね。すみません。

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先ほどの所よりまた県道254へ戻り、例のカーブの交差点より北のほう(鎌先温泉方面)へ向かう。カーブの交差点より1kmくらい進んだ所にある、画像の交差点を左折する。

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道なりに4.5kmほど進むと川原子という集落がある。その集落にある画像の所から斜め左方向へ進むのだが…。

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道が3本に分岐していて紛らわしい。正解は一番右である。
ちなみに真ん中は行き止まり。左へ行くと四等“長峰”のほうへ行けるようですが、今回は行かないつもり。たぶん「長峰」の地名をこっちの点名に使ってしまったので、これから行く予定の点名は近くの別の地名から取ったんでしょう。

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400mほど進むとY字路があるので左折。

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Y字路より500mくらい進むと、右側に学校のような建物が見える。Y字路の所に看板があった市立福岡小学校の長峰分校のようだ。市のWebページによれば現在休校中らしいが、校門に設置されている看板を見ると校庭をドクターヘリの離着陸場として活用しているようだ。

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分校からさらに1.2km進む。そろそろ三角点の近くに来たはずだ。

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三角点はこの上みたいだな。さてどこから登ろうか。

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これといった踏み跡は無いが、大した藪でも無いので適当に登ってみる。

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地形とGPSを見ながら一番高い方へ進むと…あった!

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標石です。標示杭は無し。
保護石がちゃんと4つ揃っていて三角点設置のお手本のような状態です。

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標石のアップ。

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上面です。
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