標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/11/12(日)
山形県大石田町の山形県道36・306交差点付近にある四等三角点。

今回の目的地は山形県の大蔵村である。
正直、隣県の地理・地名に関しては疎いので村名を聞いただけではどこなのかさっぱり分からないのだが、早い話あの大雪で有名な肘折温泉がある所だ。位置的にはスイカで有名な尾花沢市の西の辺り。そこに珍しい図根点があるのだという。

以前、舘沢省吾氏より、「山形県大蔵村にある“洛2”という図根点の標石が山形縣庁の標石を代用している」という情報をいただいた。早速点の記を確認してみると昭和25年頃に調製された古い物で、よく見ると標石番号の欄に「山形縣庁標石代用」としっかり書かれているではないか!舘沢氏によると、他の点の記にも同様に「山形縣庁標石代用」と書かれていたものがあり、そこを訪ねたところ山林局の主三角点だった(※1)そうで、恐らくこの大蔵村のも主三角点(またはその他の山林局標石)ではないかとのこと。

図根点といえば四等と同じ大きさの標石に「図根点」と彫られているものが一般的だが、四等以下の基準点という性格上、一時凌ぎ的に標石の代わりに木杭(※2)や建造物(※3)などで代用しているものもあった。この図根点もちょうど良いところに別の標石があったので代用したのだろう。

閲覧サービスや地形図、Googleマップなどで確認したところ、図根点は大蔵村の東に隣接する舟形町との町村境付近の山の中腹にあるようだ位置。すぐ近くに林道のような道が通っているものの、結構山奥である。藪も酷そうだし本当に行けるのだろうか?ちょうど今頃なら草木が枯れ、雪が降る寸前で藪山を攻めるのには最適な時期だ。出来るだけ車で進みたいため、いつものように友人のK君に軽四駆車の運転をお願いし、とりあえず行ってみることにした。

※1 旧山林局(現在の林野庁)標石の裏面に「山」と彫られているので、選点者が山形縣の標石と勘違いした?
※2 大和町の“長原”が以前そうだったらしい。
※3 一例として、仙台市宮城野区東仙台にあるNHK原町ラジオ放送所のアンテナの先端が図根点だった。【位置】(未探索。点名は「放送局」だったと思う)


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R48を経由し、R13を尾花沢方面へ北上する。村山の道の駅より3kmほど進んだところにある、画像の交差点を左折して、山形県道36に入る。【現在地

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山形県道36を道なりに進み、R347を横断する。【現在地

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R347より、さらに10kmほど進むと画像の交差点に到達する。【現在地
なんと赤矢印が示す林道の入口のような狭い道が山形県道36の続きらしい。ここを左折して狭い道を進んだ方が目的地に近いので、「道なりに」進むことにした。ちなみに広い道を直進すると、ここから山形県道306となる。

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その交差点付近に四等があるらしいので、ついでに寄ることにした。(冒頭の文が記事とまったく関係なくなってしまった)
交差点には手前にもう一本別の道が繋がっていて、県道よりも舗装が少し広く綺麗なのだが、これは民家の入口で私道である。私道よりも劣る県道って一体…。

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どれどれ三角点はどこかな~。

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すぐ見つかると思ったのに見当たらないな。あれ?これは標示杭かな?

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標示杭の近くに上面舗装のようなものが。点の記を見ると、ここの点は軽量標識に金属標を付けたものらしい。ということは、このコンクリの中心に金属標があるんだな?

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金属標が出てきました。

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金属標のアップです。
建設省時代の物ですね。
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2017/10/08(日)
登米市石越町の県道4号今道橋東側にある四等三角点。
※この記事は“茶畑”の続きです。

閲覧サービスによると「宮 13」の“夏川”へ行く途中にある四等も県別表示の標石で、「宮 155」らしい。
せっかくなので、ついでに寄っていくことにした。

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“夏川”は迫川と夏川が合流する付近の堤防上にあり、直接行ける橋が無いので結構遠回りすることになる。先ほどの“茶畑”から最も近い橋が県道4の「今道橋」なので、まずはそちらへ向かう。以前“小倉”へ行く時右折した、画像の交差点を今回は直進し石越方面へ向かう。【現在地

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その今道橋の少し手前にある四等が「宮 155」なのだそうだ。地形図を見ると道路脇にあるようなので、すぐに見つけられそう。しかも、ちゃんと車が駐められるスペースまである。これは楽勝間違い無しだ。【現在地

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さて、と…。あれ?標示杭が見当たらないぞ??

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GPSを確認すると、指し示す方向に何やら怪しい物体が…?

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土管、コンクリのフタ、そして目印らしき棒。まさか、この中?
※撮ってくるのを忘れたのですが、すぐそばに標示杭もありました。画像のタイヤと棒の間にちょっとだけ写ってます。

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うわー!やっぱり水が溜まってやがる!!汲み出すにも深すぎて水面まで手が届かねぇ!
ダメだこりゃ!次行ってみよう!!

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家に戻ってから気がついたのですが、その後何枚か写真を撮ったうちの1枚に標石の上面が写り込んでいました。撮っているときは気がつかなかったので、斜めに一部だけ写っています。
土管の底に標石があることが分かったので、そのうちポンプ持参でリベンジしようかな?でも県別表示確認は無理そうですね。
[今道(四等三角点)]の続きを読む
2017/10/08(日)
登米市中田町の市立加賀野小学校の北西500m付近にある四等三角点。
※この記事は“449”の続きです。

ではまず、「宮 12」の“茶畑”へ行ってみるか。

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先ほどの佐沼小前からR398へ出て、R398→R346を北東へ1kmほど進んだところにある画像の交差点を左折する。【現在地

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道なりに1.2kmくらい進み、ここを左折。【現在地
Webページ「歩鉄の達人」さんによると、この直線道路は元々、点の記の要図にも描かれている仙北鉄道の廃線跡だったようだ。要図で茶畑からの道路と用水路と仙北鉄道が交差している場所が、この先の信号がある交差点の少し手前あたりになる。さらにその先の登米市北部学校給食センター付近に「石森駅」があったそうだ。点の記の要図と現在の地形図を見比べると結構楽しい。

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廃線跡の直線道路を左折すると、すぐ田んぼ。【現在地
今風の町並みから一転して田舎の風景になるギャップが面白い。というか仙台でもそういうの結構あるよな…。

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地形図を見た感じでは、三角点は用水路の北側にあるみたいなので北側の道路に入る。【現在地

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用水路南側の道路(画像左側)は、しっかりと轍が付いているのに、今歩いている道は使われていないのか荒れ放題だ。【現在地
クソッ、南側を歩いてくれば良かった。

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標示杭発見。草に埋もれてるなぁ。

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標石です。
標示杭は根元で切れていて画像左側に軽く挿してありましたが、本来の位置に戻しています。

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南面。
等級の部分が欠けたり風化したりで読めなくなっています。かろうじて「三角」が読める程度。ということは他の面も…。

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東面。「基本」
何とか読めるかな、という感じ。


お待ちかねの北面。「宮 12」
太陽光線のせいもありますが、大変読みづらい状態。「宮」の「うかんむり」が消えかかってて、「呂」に見えます。
標石の下にある白いプラスチック片は切れていた標示杭の下部分です。

※これもマウスカーソルを画像の上へ持って行けば誰でも読めるようになります。

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西面。「地理調」
何て書いてあるか予め知っていれば読めるかなというレベル。
やはり周りに何も無くて直射日光を浴び続けた標石(しかも農道のど真ん中)は傷みが激しいですね。「宮 5」の“小倉”とは大違いです。

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上面です。
あちこち欠けているのが分かりますね。
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