標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/06/17(土)
福島県いわき市小川町の屹兎屋山(きっとややま)山頂にある一等三角点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。

以前“物見山”の記事で書いた通り、福島県には普通の一等標石よりも大きい「規格外一等標石」が数ヶ所あるらしい。舘沢氏によれば、有名(?)な“下神白”以外にも、「妙見山」「二ツ石山」「屹兎屋山」に大きい一等標石があるのだそうだ。そこで今日は、その中で比較的近くて行きやすそうな屹兎屋山(きっとややま)へ行ってみようかと思う。

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屹兎屋山はいわき市にある。常磐道で行く場合、緯度的には広野ICが最も近いのだが、阿武隈高地を横断する道が無い…いや、あることはあるんだけど地図を見た感じではかなり怪しい道で、正直通りたくない。なので手前の常磐富岡ICで下り、川内村を経由することにした。
常磐富岡ICより画像の交差点を右折し、福島県道36に入る。【現在地

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福島県道36を道なりに15kmほど進むと川内村の集落に着く。想像していたよりも改良されていて良い道だった。
画像の交差点で左折し、R399に入る。【現在地

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R399を16kmくらい南進し、画像の分岐で左へ進む。【現在地
R399といえば“金原峠”へ行ったときもそうだったように、とても国道とは思えない酷い道の「酷道」結構有名な道。その期待通り(?)酷いところでは離合出来ないくらいの極狭幅員や急カーブの連続という、とんでもないクソ酷道でした(笑)。
ところで、これから行く左へ分岐した先の道ですけど、これは一番上の画像の説明で「かなり怪しい道」と書いた道で、出発前に確認したGoogleストリートビューでは林道のような砂利道でした。ところが現地へ来てみると綺麗に舗装されてるではありませんか!よく見ると「福島県道249」の六角形標識が設置されていて、これが県道であることが分かりました。確かに地形図では黄色く塗られてるので、何となくそんな気はしてましたが…。

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福島険道249を1kmくらい進むと屹兎屋山への登山道入口がある。【現在地
点の記では山頂近くの無線中継所まで車で行ってるので林道のような車道になっているが、「分岐点に施錠」と書かれているので、ヘアピンカーブの内側(画像左側)にあるいかにも駐車場っぽい空き地に車を駐めて、ここからは徒歩で進む。

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登山道に入ってすぐ、案の定チェーンがかかっていました。【現在地
仮にここを通れたとしても、私の車ではこの坂を登れないと思うので、結局徒歩でしょうけど。

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山頂付近の中継所の所まで来た。…おや?鉄パイプを組んで作ったはしごみたいなのがあるぞ。【現在地

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これを登って行けば良いんだな?

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おおっ!何か良い雰囲気!!最近刈り払ったばかりみたいだし、さすが一等の山!

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何も書かれてないけど、これがアマ無線の中継所(レピータ局)かな?
ここを見ると430MHz帯と1200MHz帯っぽいけど今でも運用しているのでしょうか?携帯電話の普及で最近使ってる人少ないしな…。私も20年くらいやってないし…。(局免は切らせてないです)

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あった!

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標石です。画像からは分かりづらいですが、確かにデカい!。文字が見えづらいためマッキーでなぞりました。
標示杭の下にわざとらしく置いてあるキットカットは山名の「キットややま」にかけた駄洒落です。寒いネタでごめんなさい…。

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正面のアップ。他の面には何も彫られていません。
風化が進んでいるせいか文字がかなり読みづらくなっていたので、いつものようにマッキーでなぞったのですが、「一」と「三」の文字をなぞった後に固まってしまいました。読みづらいということは、どこをなぞって良いのか分かりづらいということで、「一」「三」以外の文字が書けなくなってしまったのです。なぞらなければ良かったと後悔しても既に遅し。「一」「三」だけというわけにもいかないため、自分のブログに載せている他の標石画像の文字を参考にして何とかなぞりました。こういう時スマホって便利だなぁ。でも近くで見るといまいち。申し訳ないです…。

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上面です。国有林の界標と兼用しているためなのか、山標石のように赤く塗装された形跡があります。
標石が大きいのでコンパスが小さく見えます。

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どのくらい大きいのか測ってみました。
一辺が20.5cmです。通常の一等標石は18cm(6寸)ですので一回り大きいです。

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露出している部分の縦は29cm

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十字マークは約8cmですね。
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2017/05/05(金)
岩手県花巻市東和町の雷神峠の北東500m付近ピーク上にある一等三角点。

前回の「高鈴山子午線標」で参考にさせていただいた種市昇二郎氏天測点と子午線標のページを見ていると、下の方で「方位標」のことについて書かれています。
詳しいことは方位標の記事で書くのでここでは省略しますが、早い話、天測点にコンクリート製の巨大な天測台が設置される以前は方位標という標石が一等三角点の近くに設置されていて、それを天測点として使っていたようです。その「方位標」が岩手の花巻にある一等“雷神峠”にもあるとのこと。これは是非見てみたいと思い、せっかくのGWなので花巻まで出掛けることにしました。

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東北道北上江釣子ICよりR107を東へ11kmほど進み、画像のR456との交点を左折する。【現在地

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R456を3kmほど進み、丁字路を左折。【現在地

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さらに1.5km進んで、ここを右折。【現在地

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道なりに1.6km進む。【現在地
点の記では、この先500m辺り位置から左折して登って行くことになっているが、民家の敷地内を通るような感じになるということと、以前種市氏が住民の方に注意されたようなので、トラブルを避けるため画像の所より林道を登ってみることにした。

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車を林道の入口に駐めて徒歩で進む。【現在地※地形図に描かれている道と実際の道の位置が違うようです。

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地形図を見ると、ここら辺から尾根を登って行くのが良さそうだ。【現在地※地形図に描かれている道と実際の道の位置が違うようです。

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季節柄草木が少なく、踏み跡のようなものもあるので登りやすい。やはり一等だからか?【現在地

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東隣のピークとの稜線を少し西へ進む。三角点はこの右上の方かな?【現在地

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標石と標示杭を発見。広場は意外と広い。

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標石です。標示杭は木製。ICタグ付き。

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せっかくなので等級面のアップ。

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上面です。
[[岩手]雷神峠(一等三角点)]の続きを読む
2017/04/15(土)
茨城県日立市の高鈴山山頂にある一等三角点。

今日は以前から行こうと思っていながらなかなか行けなかった、茨城にある天測点と子午線標を見に行こうと思う。

天測点の場所については、「Shigeru Shimizu のホームページ」の天測点一覧のページを参考にさせていただいてます。この一覧を見て、「あぁここにもあるのか」とか「ここ行ってみたいなぁ」とかいつも思ってるわけですが、今回はこの中の高鈴山へ行ってみようと思います。理由は子午線標がまだ残っていて場所が分かっているということと、常磐道を使えば日帰りで帰れそうだからってこと。宿代高いもんね。

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常磐道を南下して日立中央ICで降りる。【現在地※画像はドライブレコーダーの動画を加工したものです。
このICにはPAも併設されており、コンビニがあるのでついでに食料も調達していく。

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日立中央ICは日立有料道路と直結しており、料金所で高速の通行料金に有料道路代100円をプラスされた金額を支払うことになる。大した距離でもないのに100円払うのは馬鹿馬鹿しくも思えるが高鈴山へ行くのには最も近いICなので時間の都合上仕方ない。すぐ隣の日立北ICのランプウェイのほうがよっぽど長いような気がするのになぁ。
…などと愚痴をこぼしているうちに有料道路の終点に到着。交差点を右折する。【現在地

実は高鈴山山頂へは車で行くことも可能なようだ。実際、点の記には「自動車到達地点:本点」と書かれており、GoogleマップのストリートビューでもGoogleカーが山頂に到達している。今回、高鈴山へ行こうと思ったことで一番悩んだのがこれだった。本当に車で行けるのかどうかということだ。いろいろなWebページやブログなどを検索しても車で行ったなんてことはあまり書かれていない。車で行った記事を見つけても少し古いもので、現在では状況など変わっている可能性があり鵜呑みには出来ない。しかもWikipediaには一般車進入禁止と書かれている。どういうことだ?
先述のストリートビューでは、当然途中の道の状況も確認できる。それを見ると、途中の「かみすわ山荘」位置までは何とか行けそうだが、そこから先の道がかなり怪しい。実際にGoogleカーが行っているので通行は可能なのかもしれないが、ガードレールが無く、ギリギリ1車線かそれ以下の幅員しかないような道では私の車はまず無理。友人K所有の軽四駆車なら何とか行けそうな気がするものの、途中で閉鎖されていたら意味が無い。
あらゆる可能性を考えて、結局無難に徒歩で登山することにした。山の北側からなら道路からあまり距離も無く、等高線を見ても大した傾斜で無いことが分かったからだ。Web上の記事や地形図から見て、北側からの登山道も元は林道だったような感じだ。つまり車でも通れる程度の傾斜しか無く、それなりの広さがあるとても歩きやすそうな道だということになる。
コースは二通り(※)。茨城県道36から「もとやま自然の村キャンプ場」位置内へ入り、キャンプ場から登る。もう一つは県道36沿いにある「あかさわ山荘」付近位置から林道跡に入りキャンプ場へ抜け、以降同じ。これはキャンプ場に入れなかった時のための代替コース(回り道)。というのも、そのキャンプ場は施設の老朽化などの理由により、3月31日(月)をもって廃止したらしいからだ。(※登山道のコースは他にもありますが、今回はその中の2コースを選びました)

以上の理由により、ここで茨城県道36へ右折する。

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早速キャンプ場へ行こうとしたところ…はい、予想通りでした(笑)。【現在地
つまり、あかさわ山荘から行けってことね。

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先ほどのキャンプ場入口から、さらに400mほど進むと「あかさわ山荘」前に着く。【現在地
他のWebページなどを参考に、道路右側の空き地に車を駐めていく。
この「あかさわ山荘」とは、この一帯が鉱山の町だった頃の旧本山小学校の校舎を宿泊施設として再利用したものだと聞いていたんですが、体育館のような建物しか無く肝心の校舎が見当たりません(広い空き地になっている)。後で分かったことですけど、どうやら2011年に解体したらしいです。でも「あかさわ山荘前」というバス停は残っているみたい。

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ここから入っていけば良いんだな?【現在地

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なるほど、確かに林道だ。【現在地
鉱山に関連した施設への道だったのかな?

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県道より500mほど進むと峠のような所に到達する。【現在地
真っ正面には高鈴山山頂にあるレーダー雨量観測用の塔が見える。あそこまで歩くのか…。

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キャンプ場へ行く道と合流。【現在地
閉鎖ゲート前に車を駐めて、歩いてきても良かったかな。

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キャンプ場は閉鎖に伴い施設を撤去したのか建物は一切見当たらない。まるで建設前の分譲地を歩いているようだった。
ゲートからの道と合流してから500mほど進むと左側に「高鈴山ハイキングコース」と書いてある小さな看板があった。【現在地
とりあえず道は間違っていないようである。

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ネットで見覚えのあるゲート。なぜか開いてます。【現在地
県道の所で閉鎖されているためか、ここを閉鎖する意味が無いからかな?

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ん?鎖?【現在地

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もう山頂近くの広場まで来たのか。意外とあっけなく着いたな。【現在地
ここまでは車で来るつもりだったんだけどなぁ。

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広場から右折して山頂へ続く道を進む。【現在地
狭いけど小型車なら通れそう。舗装はちゃんとしてるし閉鎖もされていないようだ。最近車が通ったような跡があるので、もしかしたら山頂まで車で行けたかな?

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来る途中で遠くに見えた塔が目前に迫ってきた。【現在地

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着いたー!ストリートビューで見覚えがある光景!!【現在地

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山頂のあの出っ張りが三角点だな?

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まずは一等三角点。
標石は上面が少し出ている程度。

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上面舗装が風化してボロボロです。現状で保護石はありませんが、元々は4つあったような形跡が見られます。

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標石上面のアップ。ICタグ付き。
記念に踏んづけていく人が多いせいか、角が丸くなっています。

標石の写真を撮っていたら車の音がしました。塔の前の広場を見ると小型車が1台来てるではないですか。見た感じ、業者ではなく一般の人のようです。やはり高鈴山山頂は車で来ることが可能だったようです。ちょっとガッカリしたけど、登るのがそれほど大変でもなかったから、まぁいいか。
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