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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2019/04/13(土)
南三陸町歌津の田束山山頂にある一等三角点。
※この記事は「五萬堂仙鉱三角点」の続きです。


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一通り仙鉱三角点とその近くにある四等を確認し終えたため、来た道を戻る。
またこれを下って向こうの山を越えていくのか…。ほらKさん、ぶつくさ言ってないで行くよ。


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何とか田束山石像公園に駐めたKの車まで戻り帰路につく。ほっと一安心したいところだが、ここへ来たなら寄らなければいけない所がある。一等“田束山”である。先ほど通過した田束山入口の公衆トイレの所を赤矢印の方へ進む。


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田束山へ来るのは実に10年ぶりである。以前来たのは、この趣味を始めて間もない初期の初期。まだこのブログを始める前で、一等に集中して探索を行っていた頃だ。当日だけで“田束山”を含めて5ヵ所の一等へ行っている。今となっては無茶苦茶なペースだ。
この道は当時の記事によると

田束山山頂付近にある駐車場へ上る道があります。
これが超絶に狭くて急な坂道!
舗装はされていますが軽の四駆以外はあまりおすすめできません。

でも私は普通車で強引に行きました(笑)

今よりもさらにアホっぽい文章で道の狭さを訴えている(しかも画像無し)。うーん、超絶ってほど狭くもないし普通車でも余裕だな。きっとあの後幅員を広げたりして改修したんだろうな。


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山頂直下の駐車場に到着。あれっ?こんなのあったっけ?
少し前の点の記にはここにレストハウスがあったと書かれていたはずだ。でも建物を見た記憶が無いし、以前来たときもなぜか写真に撮っていないので良く分からない。調べてみると2008/12/12の新聞記事

南三陸町歌津の田束山(たつがねさん)レストハウスが、大型の「あずまや風」施設に生まれ変わった。老朽化と利用者の減少からレストハウスを解体して町が改修、十日に完工検査が行われた。

と書かれているので、2008年12月には既にあったようである。


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もう歩きたくないらしいKを車に残し、私一人で山頂へ向かう。
階段でなく柵を越えてここから行ったのは、三角点へ向かいながら地面に生えている「ふきのとう」を摘むためだ。(実はさっき“五萬堂”へ行く途中にも摘んでいた)


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山頂に到着。相変わらず地面がボコボコで懐かしい。やっぱりモグラの仕業なんだろうか。
一等が最高点に設置されていないのはやはり遺跡を保護するためだろうけど、山の標高の値が実際よりも低くなってしまうのは構わないのかな?


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標石です。標示杭がプラ杭から木杭に変わっています。標石の見た目は10年前と変わってません。
ここの点の記を見ると冠字選点番号がありません。選点日や設置日もあやふやです。古~い点の記を確認してみると確かに冠字も番号も付いてません。選点者が陸地測量手でなく、なぜか陸軍の七等技手の方が選点しています。七等というとかなり下っ端っぽいので、冠字が付かなかったのかもしれません。“田束山”は一等とはいえ補点なのであまり重要視されてなく、忙しくて手が回らない上官が下っ端の人に「お前ちょっと田束山へ行って選点してこいよ」なんて言って、「マジすか…」って七等の人が渋々来たのかもしれません(笑)。その際ちゃんと日にちを確認してなかったのかと(笑)。
設置に関しては明治25年6月に陸地測量手の方が行ってますが、その後なぜか改埋されています。その際の改埋日が、これまたなぜか明治40年度という超アバウトな書き方。明治41年1月~3月だったらどうすんだよ(笑)。当時のことを想像するといろいろと面白い点です。
※有名なところで一等“筑波山”も同様に冠字選点番号がありませんが、これは内務省地理局測量課で選点したものをそのまま陸地測量部で使用したためで、“田束山”とはたぶん理由が違うと思います。


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等級面(南面)のアップ。
左上がちょっと欠けてますが、こういう場所にある一等としてはまともなほうだと思います。
これ、花崗岩なのかな…?。先ほどの古い点の記には「宮城産花藥石」って書いてあるけど。石材に関しては何の知識も無いもんで…。


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上面です。ICタグ付き。等級面が南西を向いています。
一等標石ってたまに見ると凄く大きく見えますね。
[田束山(一等三角点) 再訪編]の続きを読む
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2018/06/23(土)
福島県西会津町の鳥屋山山頂にある一等三角点。

今日は福島の西会津町にある鳥屋山(とやさん)へ行こうと思う。
いつもお世話になっている舘沢省吾氏によると、この鳥屋山にも方位標があるのだという。一等三角点の近くなので、この場合は天測点としての方位標ということになる。

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東北道を経由し、磐越道の会津坂下ICで降りる。※画像はドライブレコーダーの動画を加工したものです。
磐越道には西会津ICも存在するが目的地の鳥屋山を通り越してしまうため、手前の坂下で降りることになる。

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ICの出口を右折して、R49を新潟方面へ進む。

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会津坂下IC交差点よりR49を約6km進み、画像の交差点を右折して福島県道341に入る。

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県道を350mほど進むと、点の記に書かれている鳥屋山の登山口がある。
鳥屋山について調べると、喜多方市(旧高郷村)のJR荻野駅付近にある漆窪集落から登るのが一般的で、この軽沢からのコースは裏道扱いになっているようだ。途中の見晴台もカタクリも一切不要で、とっとと山頂へ行きたい私みたいな人にオススメな登山口といえる。漆窪側と違ってここに駐車場らしきものは無いが、登山口の少し先(画像右手前)に1~2台縦列駐車できるスペースがあるので、作業道っぽい道に車が入れるよう注意して駐車すれば問題ないと思う。

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登山口より150mほど進むと、道が分岐しているので右上へ進む。
入口には看板があったものの、ここに道標のようなものは無いので思わず道なりに進んでしまわないよう注意が必要だ。※アホな私はそのまま直進してこの先の畑まで行ってしまいました。

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うわっ、何だこれ!荒れてるなぁ…。
さすが人通りが少ない裏道だわ。

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分岐よりさらに200m位進むとまた分岐があるので、ここも右上へ。
ここにも道標はありません。この状況じゃ左へ行きたくなるよなぁ…。※ここでも私は左へ行ってしまいました。

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やっと山道らしくなった。

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尾根沿いの登山道を登る。画像は磐越道の鳥屋山トンネルの真上付近。

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漆窪からの道と合流。右折する。

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山頂が見えてきたぞ。

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大変分かりやすいところに三角点があります。辺りを見回すと、方位標だと思われる四等標石みたいなものも発見。よっしゃ!

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まずは、一等の標石から。花崗岩ではないようです。
標示杭は建設省時代の古い木杭。物持ちが良いですね。

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等級面のアップ。
結構露出しているので、ただでさえ大きい一等標石がさらに大きく見えます。
ただし福島県内にありがちな「規格外一等」ではなく、一辺18cm(六寸角)の普通の大きさでした。

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上面です。

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点の記には保護石1個と書かれているのですが、一見保護石は無いように見えます。
でも良く見ると、標示杭のそばに何か埋もれた石が…。これの事なんでしょうかねぇ?
[[福島]鳥屋山(一等三角点)]の続きを読む
2018/05/05(土)
山形県鶴岡市の高館山山頂にある一等三角点。
※この記事は「高館山子午線標」の続きです。

次は天測点がある高館山へ向かう。

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先ほどの所よりR7の交差点まで戻り、そのまま直進する(山形県道38)。

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あの鉄塔が何本も立ってる山が高館山だな。

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R122との丁字路に突き当たったら左折。

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R122を800mほど進み、画像の交差点を加茂方面へ右折。(R122も右折)
そういえばR122って月山を越えてきたときも走ったはずだけど、地図を見ると鶴岡周辺で変なルートを通っているんだな。

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トンネルを抜けた直後にR112の旧道へ右折。

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250mほど進むと高館山の登山口がある。車道なので、このまま山頂まで車で行けるのはありがたい。

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登山口から約2.8km。良くありがちな途中で通行止めなどというようなことも無く、無事山頂付近に到着。

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ん?何だ、この不気味なタワーは!?検索してみたら心霊スポットだとの噂が…

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ここから入れば良いんだな?

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手前に東屋、そして奥にはトイレとお目当ての天測点。
それにしても天測点が設置される山って「高○山」という山名じゃなきゃダメという決まりでもあるんでしょうかねぇ? (例:高旗山高鈴山

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お楽しみは取っておいて、まずは一等三角点から。
標示杭無し、要図に描かれているベンチ無し。

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ここの標石はマンホールのフタの中です。
フタのデザインはおなじみの日本地図バージョン。

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開けました。
画像には写ってませんが、中にはなぜかカマドウマ(便所コオロギ)がいっぱいいました。

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標石のアップ(上面)です。
元々は普通に地上に設置されていたのですが、平成19年に低下改埋されています。
種市氏が訪れた2004年(平成16年)の時は標石が傾いていたらしいので、低下改埋することにより地下化して、車両などが当たらないようにしたみたいですね。
[[山形]高舘山(一等三角点)]の続きを読む