標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/11/12(日)
山形県大蔵村の肘折温泉の南東約7.5km、舟形町との境付近にある図根点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
※この記事は“大里林”の続きです。

今日は山形県の大蔵村にあるという、ちょっと変わった図根点を探しに来た。
いつもお世話になっている舘沢省吾氏より、大蔵村にある“洛2”の点の記には標石番号の欄に「山形縣庁標石代用」と書かれているとの情報をいただいた。舘沢氏によれば標石の正体は山林局の主三角点かもしれないとのこと。結構山奥にあるみたいなので、藪が少なそうな今の時期に行ってみることにした。(詳しくは“大里林”の記事冒頭を参照)

ちなみに記事タイトルの「洛2」は冠字選点番号であって点名ではない。この図根点は無名の点である。(山形県鶴岡市の「仗10」も同様。)

途中の交差点付近にあったお手軽四等を確認後、引き続き図根点がある場所へ向かう。

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山形県道306との交差点より左折した先の山形険道36は県道とは名ばかりで、まるで林道のようだ。一応舗装はされているが、本当にこのまま進んで良いのか不安になってくる。まぁ、楽しいけど(笑)。【現在地
地元住民とマニア向けの道かな。

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どう見ても町道(?)のほうが本線のような書き方の道路標識。当然左折。【現在地

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林道のような狭隘区間を抜けると松橋という集落に入る。画像の所より左折して「林道 松橋滝の沢線」に入る。【現在地

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県道より1.7kmくらい進み、送電線の下を通過した辺りの画像の交差点を左へ。【現在地
ここから先は林野庁が管理している南山林道となり、他の林道と同様に一般車の通行が禁止されているが(※)自己責任で進む。さぁいよいよK君の車(ジムニー)の本領発揮ですぞ!

※今通ってきた「林道 松橋滝の沢線」は舟形町管理なので、特に規制無し。

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林道はよく整備されているためか、交通量が極めて少ないにもかかわらず荒れて無く、特に問題なく進める。なんかこのまま図根点の近くまで行けてしまいそうだ。楽勝だな~。南山林道入口より約1kmくらい進むと画像の分岐があるので、左折して橋を渡る。【現在地

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あれっ?現在地
「危険につき通行禁止 山形森林管理署最上支所」
えぇっ、マジかよ…。

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あぁ、こりゃダメだ。車ではこれ以上無理。【現在地
GPSで図根点までの距離を確認すると、ここから直線距離でまだ1.5km以上ある。実際には2~3kmは歩くことになるだろう。残念だが諦めて引き返すしかない。さようなら図根点、さようなら山形。 


…というわけにもいかないので、とりあえず徒歩で行けるだけ行ってみることにした。あぁ、やだな。

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元々車道で道幅が広いのと、踏み跡というか1本だけの轍のような跡(オフロードバイクの仕業かな?)が付いていて、一番荒れているところでも最低限の登山道にはなっていたため、歩くのにはほとんど支障がなかった。
途中、ちょっと良い感じな滝があった。この道が普通の車道なら名所になってたかも?【現在地

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通行禁止のロープの所から約3km、1時間半くらいで予定していた地点に到着。【現在地
出発前に地形図の等高線を見てここら辺から登ると良いかなと思っていた場所だが、確かに登りやすそうだ。
本当ならここまで車で来るつもりだったんだけどなぁ…。

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GPSで図根点がある方角を確認しながら登る。心配していた藪については背の低い笹がまばらに生えている程度で特に問題なし。等高線の間隔が広いので傾斜が緩く登りやすい。夏場だとそれでも大変なんだろうなぁ。【現在地

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どうやら目の前のピークが図根点のある所みたいだな。もう少しだ。【現在地

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おおっ!ついに標石っぽいのを発見!!【現在地
標石はピーク上でなく、少し南寄りの鞍部っぽい地形にある広場の真ん中あたりにあった。なんか山林局の主三角点にしては、どうみても小さいよな…。もしかして本当に「山形縣標石」なのかな?

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ズコーッ!!
何だよ、どう見てもフツーの図根点標石じゃねーか!!点の記に嘘書いてんじゃねーよボケが!!

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「図根点」

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「基本」

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「No. 4」
これが「山 4」だったら、また違った意味で良かったのに…。

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「地理調」

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上面です。
標石に特に変わったところは無し。大きさも一辺12cmで四等と同じ物。本当に普通の図根点標石でした。

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ピークは標石の北東にあるので、そこに本来の標石があるのかと思い探してみましたが何も見つかりませんでした。

なぜこうなったのかは分かりませんが、元々は本当に別の標石があったのかもしれません。
後日、これじゃまずいだろということで正規の標石に交換したものの、その時の記録が残されていなく今回のようなことになったのかも。
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2017/10/08(日)
登米市迫町の市立佐沼小学校 校門脇にある二等水準点。

今日は県別表示が刻印された四等探しの続きをしようと思う。
前回「宮 5」「宮 6」「宮 10」を探したので本来なら次は11なのだが、廃点されたのか閲覧サービスで見つけることが出来なかったため「宮 12」と「宮 13」を探すことにした。

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前回と同じく、三陸道登米ICより県道36を経由して旧迫町へ向かう。
1カ所目の「宮 12」“茶畑”へ行く途中に二等水準点があるみたいなので、ついでに寄ってみることにした。画像の交差点を直進する。【現在地

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交差点から180mくらいで水準点があるという佐沼小学校に着いた。【現在地
標石を探すまでもなく、すでに標示杭らしき物が見えています。ここは水準点では一般的な標示板でなく、三角点みたいな標示杭のようですね。

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確かに標示杭です。結構古そう。周りに標石が3つあるように見えるけど保護石かな?
ちなみにこの水準点は成果異常のため、2017/10/8の時点で点の記は公開されていません。2011/10/31に成果異常とされているので震災絡みでしょうか?理由は分かりませんが、その後改測していないようです。もしかすると南方中学校に電子基準点(兼、二等・三等水準点)があるから不要なのかも。


円柱形のコンクリート製保護石?の他にも天然石の普通の保護石っぽいのもあるな。コンクリのはむしろ標示杭を保護しているように見える。…あれ?肝心の標石は??
※いつものようにカーソルを画像の上へ移動すれば標石を見つけられます(笑)

449.jpg
標石です。
軽く埋まっていたみたいですが、標示杭のおかげで簡単に見つかりました。

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上面です。

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先述の通り標示杭は建設省時代の古い物のようで、表面にひびが入ってたり、文字が薄くなっていたりしています。

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だから、これは三角点じゃなくて…
お約束ですね(笑)
[449(二等水準点) - 成果異常]の続きを読む
2017/08/27(日)
登米市迫町佐沼の鹿ケ城公園(佐沼城址)内にある内務省標石。
※この記事はcaz3氏からの情報を参考にしています。

先日、caz3氏より「佐沼城址に内務省標石と似たような標石がある」との情報を得た。caz3氏の友人が偶然発見したもので、小倉山にあった物とそっくりな石材・字体で「内務省」と書かれた標石らしい。おぉこれはかなり興味あるぞ!
ちょうど別件で登米へ行くつもりだったので、早速そのついでに見に行ってみることにした。

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三陸道登米ICより県道36を経由して旧迫町の佐沼に来た。【現在地
画像の交差点右奥が歴史博物館と佐沼城址である。

余談ですが、佐沼はあのウジエスーパーの本拠地だけあって、店も道を走るトラックもウジエだらけで驚いた(笑)。

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交差点を右折後すぐ左折し、駐車場に車を駐める。【現在地

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この右奥が目的地の佐沼城址だ。【現在地

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ここが入口みたいだな。【現在地
駐車場にも入口の階段がありますが、ブログの記事にする際見栄えが良いのでわざわざこっちに来ました(笑)。

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本来であればこれからこの公園内を歩き回って標石探しをするんですけど、caz3氏より送って頂いた画像を見て既に位置を特定していたので標石の方へ一直線。うーん、何かズルした気分。【現在地

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標石はあの神社の建物の脇にあるはずだ。【現在地

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あった!

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標石です。
確かに小倉山のとそっくり。というか同じ物ですね。こんな所でまたお目にかかれるとは。
実はこの画像、この時(朝9時頃)撮ったものではありません。この時は太陽光線の角度が悪くて、標石の字がハッキリ読めませんでした。ところが後で標石の経緯度を測っていないことに気付き、昼食のため佐沼へ戻って来た際に再度行った時撮ったものです。おかげで良い画像が撮れました。どうやら私が昼食後に来た1時間後に、ゆう氏もここに来たみたいですよ。

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「内務省」
こちら側が西を向いています。

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南面。何も彫られていないようです。

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東面(裏面)。「R41」と彫られています。
誰かがいたずらで下に一本線を追加したため何となくB41と読みたくなりますが、R41で間違いないでしょう。
小倉山のと同様にアルファベット+数字の組み合わせです。何なんでしょうね?
※この面以降は、この時(朝9時頃)撮った画像です。

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北面。南面と同様に何も彫られていないようです。

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上面です。手前側が「内務省」の面です。
十字マークなので測量標の可能性が高いと思うんですけどね…。

標石の大きさは15.4x15.0cmの5寸角で、この状態での高さが85.5cm、本来露出する部分の高さが34.0cm
十字マークの大きさは11cmでした。

この標石についてcaz3氏より「昭和初期(戦前)に新江合川・迫川が開削されたときに用いられた測量測点なのではないか」とのコメントを頂きました。
確かにどちらも河川の近くにある高台に設置されていますし、どちらも標石から河川を見た場合、手前側の面が「内務省」です。caz3氏の説の通り、これが河川工事の際の測量標、つまり河川測量標だった可能性は大いにあると思います。裏面の番号は河川に沿って連番になっているのでしょう。
この手の物は宮城縣標石(三角標)でよく見かけますが、この標石の設置者は県では無く、内務省つまり国です。これは河川工事の事業主体が国か地方自治体かの違いによるものではないでしょうか。

何か今回は色々と新しい発見があったような気がします。caz3さん、情報ありがとうございました。
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