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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2019/06/01(土)
東松島市のJR仙石線(新)東名駅の南東1.6km付近にあったはずの四等三角点。
※この記事は「塩竈籬島 水路部標石」の続きです。

次は“大高森”(東松島)の近くにある宮城県の測点を久しぶりに見に行こうと思う。以前行ったときは大して興味が無く、あまり画像を撮ってなかったためだ。
その前に、野蒜にあったアレが今どうなっているのかを知りたくなった。震災の後、何度も近くには行っているが、がれき置き場になっていたり周辺の工事のため三角点の場所に近寄ることが出来なかったのだ。地形図にはまだ三角点マークが残っているものの、点の記はいわゆる「かさ上げ工事」前の状態でのもの。本当に今でも標石は残っているのだろうか。


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先ほどの所より、R45を石巻方面へ進む。
利府町・松島町を抜け、東松島町の三陸道(E45)鳴瀬奥松島IC入口より2.2kmほど進んだところにある画像の交差点(左折すると鳴瀬大橋)を直進する。※画像はドライブレコーダーの動画を加工したものです。


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四等“野蒜”は特別な思いがある点の一つだ。
新年早々バカみたいな探索をして楽しかった思い出。そして、その年の3月に被災したのもこの三角点の近くだった。私にとって野蒜はそんな良い思い出と嫌な思い出が混ざり合った場所なので、何とも複雑な気持ちになる。



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R45の鳴瀬大橋の所から吉田川沿いに2kmほど進み、ここを直進。


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さらに道なりに2kmほどで、三角点の近くに到達。
一応、三角点がある方向を撮っているつもりだけど…。防潮堤なのかな、これ。昔の面影なんて何も残ってないじゃん…。分かってたけどさ…。


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まずは、その防潮堤みたいなものの近くへ行かないとダメなので、道路を横断し向かいのガードレールの向こう側へ行ってみる。


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U字溝だ。幸い大した幅じゃないので簡単に渡れる。


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以前この辺りが公園の駐車場だったなんて、今の状態からは想像つかないな。


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えぇっと、こっちへ行けば良いんだな。


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で、ここを左へ少し行った辺りだな。


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ハンディGPSの画面に表示される矢印は防潮堤と砂利道の間にある水たまりを指した。
うーん、何となく予想通りというか…。


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念のため、防潮堤側からも確認してみよう。


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あぁ、やっぱり…。例えば工事関係者が三角点の存在に気づいていて、それを残すつもりでいたとすれば三角点周辺はかさ上げされないので水が溜まる。何となく辻褄が合うような偶然のような??


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標石がこの中に沈んでいるのだとすれば、見つけるためにはそれなりの道具が必要だろう。いずれにせよ今回はこれ以上無理。何かの機会があればリベンジ…?。
いや、いっそのこと廃点って事にしてくれないかな、諦めも付くし。
[野蒜(四等三角点) 再訪編]の続きを読む
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2018/12/30(日)
大河原町の町立金ケ瀬中学校の北北西1.1km付近にあったはずの四等三角点。

一年が経つのは早い。気がついたら明日はもう大晦日だ。
ここ最近は行っても見つからない行けない場所すら特定できないなど、情けないことに三連敗中である。このままで年を越すわけにはいかない。そもそも、その3ヵ所とも県外で三角点でも無く、超マイナーな基準点ばかりだ。やはりここは無理をせず身の丈に合った県内の三角点で四等の比較的無難な所へ行き、今年最後の探索を勝利で締めくくりたい。

そこで今年最後の三角点としてチョイスしたのが大河原町にある四等“五瀬”である。
なぜここなのかというと、今年の夏に一度訪れてみたものの藪が酷すぎるため断念した点だったからだ。記事にすらしていないが実質リベンジである。もちろん夏のリベンジだけで無く、最近の三連敗という屈辱に対しても精神的にリベンジしたい。ちなみに夏頃にここを訪れたのは、すぐ近くの日帰り温泉へ来たついでに寄ってみたという単純な理由だった。

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R4を白石方面へ向かい、画像に写っている大変目立つ目標物の所で右折し、県道115に入る。

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県道115を1.3kmほど進み、画像の所で左折。

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川沿いに1kmくらい進み、突き当たりを右折。

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さらに細い道を400mほど進むと、山の入口がある。
車は少し手前のカーブのところに駐めて、ここからは徒歩だ。夏に来たときはこことは反対側の北側から行こうとして断念した。

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すぐ上には送電線鉄塔がある。ここを右折すればその鉄塔へ行けるのだろう。鉄塔巡視路は良く整備されているはずなので、無難にここを曲がる。

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送電線鉄塔だ。
この先は竹藪なので左へ行ってみる。

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すぐ左に道らしきものがある。そっちを登ったほうが楽そうだ。

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おぉ、これは都合良く良い道があるな。夏の時登ろうとした北側の道とは大違いだ。

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ん?工事してるのかな?

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なんか、これから行く方向にまでブルドーザーが入ってるな。三角点は無事かな。

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あれっ?山の上が平坦になっているんですけど…。

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三角点があるはずの地点。
山頂ごと削られてて何もねーじゃん!てめーふざけんなボケー!!よりによって、まさかの四連敗!!どうなってんだー!!もう呪われているとしか思えねー!!

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そこら辺に転がっていた石。もしやと思って確認してみたが、標石やその下の盤石では無かった。本来ならもう少し上に標石があったはずなので、工事で掘り起こされたとしてもこんな所に転がっているわけない。
それにしても…まさかな…。
[五瀬(四等三角点) -亡失]の続きを読む
2018/12/02(日)
福島県柳津町のJR只見線会津柳津駅の北西1.5km付近にあると思われる方位標(子午線標として使用)。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。

今回は鳥屋山方位標と対になる「子午線標」の方位標を探そうと思う。

以前、鳥屋山(方位標)の記事で書いたように、鳥屋山の方位標は「天測点」で、通常の天測点と同様に「子午線標」が存在し、それは鳥屋山の真南に存在する。…これは舘沢氏からの情報で、その子午線標として使われている方位標は“九日田(くびでん)”という点名らしい。
舘沢氏より当時の点の記とその他参考資料を送っていただいたものの、肝心の座標がまだ不明な状態。三角点のすぐ近くにある天測点と違い、子午線標は近くに目標物が無い場合がほとんどで、当然閲覧サービスにも載っていない。コンクリート柱のものなら大きくて目立つので山中を歩いて探せば比較的容易に見つけることが出来るはずだが、これは四等三角点と同じ大きさの小さな標石。単に目立たないだけでなく、草木や土に埋もれてしまったらアウトだ。なので、出来るだけ正しい位置を推測しその周辺を探す必要がある。

以前、岩手の北上で子午線標の方位標を見つけることが出来たのは、近くに三等三角点という目印があったからだった。今回の方位標はどうだろう。点の記の要図を見てみる。

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これは昭和27年頃に調整された“九日田”の点の記に載っている要図である。(大きい画像はコチラ
中央左にある三角点マークの所が方位標の位置。西に源重山があり、周りには集落名が記載されているが、これといった目印は無し。かろうじて等高線が参考になる程度のかなりアバウトな要図だ。

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現在の地形図。(大きい画像はコチラ
上の要図と見比べると単に古いからということだけでなく、手書きのため縮尺も方角も正確ではない事が分かる。源重山という山名は地形図に載っていないし、等高線も全然違う。でも集落名は今でも残っているので、石坂と小椿という集落の間の山中にあるらしいことだけは分かる。
幸い子午線標の性質上、経度だけはハッキリしている。鳥屋山の山頂にあった方位標と同じ、東経139度42分34秒付近のはずだ。問題は南北方向のどこにあるのかということになる。

子午線標は鳥屋山山頂から見える位置になければならない。設置のしやすさと視認性を考えると北側を向いた斜面か東西に延びた尾根上、または山頂だろう。

ここであることに気づく。柳津温泉スキー場(現在は閉業)の北西にあるピーク上がちょうど子午線と重なるのだ。それがの位置である(→位置)。とても偶然とは思えなかったので、当初はこの位置で確定と思い、その準備もしていた。ところが地形図を良く見ると、スキー場の上のピークはその北にある、つまり鳥屋山から見て手前の尾根よりも標高がやや低かったのである。これでは灯火を点けても、手前の尾根に隠れてしまい天測点からは見えないということになる。他の位置を探すしかない。
地形図より、子午線にかかる東西方向の尾根は2本あるようだ(緑線)。その位置が。北向きの斜面上ならの付近だろう。

さて、どこだろう。
点の記には、石坂より小椿に至る県道を2.3km行った辺りより山道に入るようなことが書かれている。当時の県道が現在と同じルートなのかは不明だが、石坂より2kmといったらかなり小椿寄り、というか小椿の集落内になる。要図を見ると県道より三角点マークの方へ延びる破線があるので、この道のことであればまた話が変わってくる。それでも石坂と小椿の中間よりは小椿寄りだ。…となるとではなく、なのだろうか。
そういえば北上にあったやつは尾根上だったな…。要図の位置も何となく尾根上にあるように見えなくもないし。よりも標高が30mくらい低いので、どちらに設置しても鳥屋山からは見えるはずだ。は後ろに何も無い尾根だが、の後ろにはの尾根の斜面がある。何となくではあるが、自分が選点者だったら後ろにその先の斜面があるを選ぶだろう。その方が稜線上にある場合よりも灯火類が見やすいと思うからだ。

以上のことにより、目的地はの尾根上ということに決めた。但しこれは一種の賭けでもある。何となくここかな~で決めているからだ。それに当たっていたとしても小さな標石を見つけられるかどうか分からない。最近二連敗(宇津峠大師峠)しているだけに嫌な予感しかしない…。

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以前、鳥屋山へ行ったときのように、磐越道の会津坂下ICで降り、IC出口の交差点をR49へ右折。1.5kmほど西進して、画像のちょっと分かりづらい交差点を左折する。

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左折した先は生活道路としか思えないような狭い道だが、これでも一応福島県道151号だ。

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R49より福島県道151を3.6kmほど進み、椿という集落(標識に書いてある)の画像の所より右折して福島県道342に入る。
ん?小椿じゃないのかな?
※調べてみたら、「小椿」という地名はこの辺りの大字名で、現在でも北は石坂集落を含む沢尻川付近、南は小巻集落の南あたりから飯谷山までという広範囲な地名のようだ。点の記の所在地を確認すると確かに「柳津町大字小椿字九日田」と書いてある。ただしこれは古い地名で現在は字や大字は付かず「柳津町小椿」らしい。「椿」や「九日田」という字名も今は無く、この画像の付近は「上宮ノ前乙」という地名のようだ。→これのせいで、今まで何か勘違いしてることとか無いよな…。

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椿集落より福島県道342を400mくらい進むと通行止めになっているが、元々ここは左折するつもりだったので問題なし。

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さらに800mくらい進む。都合良く広めな待避所があったので、ここに車を駐めることにしよう。

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ここら辺から入ってみるか。

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畑の西側には農道があった。どこから取り付こうかと少し北へ進む。この辺りが良いかな。

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道は無いけど傾斜が緩く、見通しが効いて登りやすそうだ。

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GPSを参考に適当に登っていく。大体子午線の上辺りまで来たら、前方が笹藪になった。
実はこの中なんてこと無いよな…。
当然このまま真南へ進めば目的地なのだが、藪と傾斜がきついので素直に迂回する。

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適当に登っていると、どんどん子午線から離れていっちゃうな。

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おっ、尾根らしきものが見えてきたぞ。

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やっと尾根に上がれた。
子午線よりもちょっと西へ行き過ぎたため、少し尾根を下る必要がある。

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えーっと、ここら辺かな…。そんなに落ち葉などが堆積しているようには見えないので、あるとすれば標石が露出していそう?

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GPSを見ながら辺りを1時間半くらい探してみたものの、標石らしい物は見当たらない。やっぱりか…。標石が埋もれているというより、ここじゃ無い可能性の方が高そうだな…。

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北の方を見ると鳥屋山(たぶん)が見えた。ここから見えるということは当然向こうからも見えるはずだけど、違うのかな。
今から隣の尾根なんて行きたくないし時間も無い。残念だけど撤収しよう。あーあ、三連敗かよ。自信無くすなぁ…。

自宅に戻り、記事を書くにあたって再度点の記を確認してみる。

同町石坂部落ヨリ 小椿部落ニ至ル縣道ヲ 約ク 二・三粁行ケバ 右側ヨリ源重山ニ至ル小径アリテ 此ノ小径ヲ南西ニ約六百米行ケバ桐畠アリ 之レヨリ南約百米ノ櫟林ノ中ニアリ

カタカナばかりで読みづらいなぁ。
途中の文章をすっとばして読んでいくと、一番最後の文に「クヌギ林の中にあり」と書いてある。65年以上も前の話なのでクヌギ林など既に無くなっているかもしれないが、問題はこの「林」という表現だ。普通、林と聞いて山頂や尾根を思い浮かべる人は少ないだろう。平地か緩やかな斜面に木が生えている状況を思い浮かべるはずだ。
ということはの位置もアリなのかなと。
でもなぁ、石坂から2.3km(2~3kmの意味かもしれない)の所から南西に600m、さらに南に100m進んだら、やはり今回行った辺りが正しいことになるんだよなぁ…まさかあの笹藪辺りとか!?
[[福島]九日田(方位標)]の続きを読む