標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2010/11/03(水)
加美町のやくらいゴルフ倶楽部北端付近にある四等三角点。

薬莱山周辺にある「薬来」と名の付く三角点4ヵ所目。これで最後かな。
ここも現況が「報告なし 19720728」で、観測が昭和47年7月28日。「西薬来」と同時期で同様にノーメンテな点である。
また変な標石だったら嬉しいのだが…。

urayakurai1.jpg
ゴルフ場の北側にまわる。
地形図を見ると三角点の場所は道路が坂でつづら折れになっている所の上、つまり三角点そばの道路からでは法面をよじ登ることになるので、坂の手前の画像の所から入ってみる。
これで楽に行くことができるはずだ。

urayakurai2.jpg
農道のような道を進んでいく。私の車ではハマりそうなので徒歩だ。
三角点は画像奥の辺りにあるはず。

urayakurai3.jpg
GPSによれば、三角点はこの薮の中のようだ。嫌だな。
埋もれてたりしないよなぁ?

urayakurai4.jpg
薮に飛び込んで足下を探すが、標石らしいものは見あたらない。
ツタのような植物がからまって思うように体が進まない。
「無いなぁ…」と諦めかけてた時、前方に赤白ポールのようなものが見えた。

urayakurai5.jpg
もがきながら何とかポールへ近づく。
が、ポールが立っている所に標石は見あたらない。
ただ、ここだけ何故か四角く平坦になっている。埋まっているのだろうか?
スコップは車に置いてきたし、バシバシ棒も無いし…ん?棒ならあるじゃん!

urayakurai6.jpg
すんません、赤白ポールをお借りしてほじくってみます。
何か石のような物に当たるのだが標石にしては大きすぎるし、ぐらつくような感じがする。
やっぱりただの石なのかな。

urayakurai.jpg
ただの石にしては平坦な四角い石が出てきた。
明らかに人工の物だ。もしかして地下埋設のフタか?でも点の記には地上と書いてあるしな。
よく見ると中心に十字マークが。こ、これって…
盤石じゃん!
標石(柱石)が亡失しても位置が分かるように標石(柱石)の真下に埋められている石だ。(国土地理院の資料
初めて見たよ…。
山頂にあるやつで地面が削れて露出ってのはよくあると思うけど、こんな場所でお目にかかれるとは!
農道を造るときに地面を削って法面ギリギリになった三角点標石(例えばこんな感じ)が雨風にさらされるうちに脱落してこうなったのだろうか?
周囲をよく見ると保護石だったような石は確認できたが標石(柱石)は見あたらなかった。

それにしても今日は珍しいのをいろいろ見られて良い日だなぁ。

※亡失したと思っていた標石が近くに転がっているとのコメントをいただいたため、確認に行きました。
再訪編 に続く!(2014/4/20追記)


MAP

DATA
基準点コード:TR45740659501
緯度:38°34′51.8283
経度:140°41′09.6443
標高:269.15 m
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コメント
この記事へのコメント
西薬来四等三角点が、図根点が設置の写真が載っておりましたので、確認してから、裏薬来四等三角点を探しましたが、見つかりませんでした。ところが、倒れた標石を見つけました。その標石には、上側に四等三角点、下側に図根点が刻印されておりました。そのまま、元の場所に転がして来ました。
おそらく、西薬来四等三角点は、標石を反対に設置したため、図根点が表になったと思われます
2014/04/14(月) 16:59 | URL | 舘沢省吾 #gYTWF8y.[ 編集]
舘沢さん、初めまして。つかピロです。
コメントおよび情報ありがとうごさいました。
裏薬来の標石ですが、やはり近くに転がってましたか!私が行ったときは記事の画像通りな状況でしたので、恐らく近くに転がっているんだろうなと思いつつも探すことが出来ませんでした。ところで舘沢さんは裏薬来の盤石は確認されましたか?あれは滅多に見られないものですよ。
さて、その標石ですけど四等と図根点の両方が彫ってあったんですか。それはもの凄く珍しいですね。そのうち確認に行きたいです。
西薬来の標石は記事に書いてあるように「図根点」「基本」「地理調」と彫られていて、四等とは彫られていませんでした。当時余っていた図根点標石を四等として代用したか、元々図根点だった所を四等へ昇格させたのではないかと思っています。
2014/04/14(月) 19:18 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
裏薬来四等三角点の盤石は確認しておりません
転がってあった標石の写真は、撮って来ましたので、私のところにメールしていただければ、写真を送ります
2014/04/14(月) 19:47 | URL | 舘沢省吾 #aN7AJbCE[ 編集]
舘沢さん、画像ありがとうございました。
で、確認したのですが…予想の斜め上を行く意外さにビックリ!!!!画像は舘沢さんの物ですのでここで公開できませんが、図根点標石の本来地中に埋まっている側を彫って四等標石にしてある!!
つまり石柱の両端が地表に出ている部分になってるってこと。図根点標石の再利用なのか、元々両用として彫ったのかは分かりませんが、手間とコストを考えれば再利用っぽいです。
これで、上の舘沢さんのコメント「西薬来四等三角点は、標石を反対に設置したため、図根点が表になったと思われます」の意味がようやく理解できました。つまり西薬来の標石は「図根点・四等両用の標石を上下逆さまに設置してしまった」ということです。
この図根点・四等両用標石を、ぜひこの目で見てみたくなりました。そのうち行ってみて、ブログで公開しようと思います。まだ残ってるといいなぁ。
舘沢さん、情報ありがとうございました。今後も当ブログをよろしくお願いいたします。
2014/04/15(火) 09:06 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
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