標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2012/03/25(日)
角田市役所の南東7.2km付近の大沢山山頂にある三等三角点。

今回も前回に引き続き、ウーメラ氏のブログ「星・宙・標石・之波太(しばた)」の記事をパクった参考にしたネタである。「三角点・浅生原・角田市」の記事によると“浅生原”には私が大好きな宮城縣標石があるという。これは是非見に行くしかない。

三角点と違って資料が殆ど無い宮城縣標石はどこに設置されているのかが分からず、いつも他の人の情報を参考にしたり、偶然に見つけたりしているのが現状である。大抵は三角点標石の近くにある場合が多いが例外もある。また三角点等級とも関係ないようだ。なので今回のような情報があると大変にありがたい。早速行ってみることにしよう。

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“浅生原”がある山へは近くの峠から尾根(稜線)伝いに行くのが最も楽なようである。点の記には南側にある高瀬峠より登っていくような事が書いてあったのだが、距離的に北側にある馬船峠から行った方が近いようだ。
なので角田側の内町溜池付近より峠へ向かおうとしたのだが、雪解け水などで道路が沢状態となり轍がえぐれていた。荒れた林道などでよく見かける状況なのだが、これじゃ私の車では走行不能である。
ここから歩いて行くのも嫌なので山元側から馬船峠へ行こうともしたが、こちらも雪でダメ。仕方ない、点の記に従うか。

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町道(?)より高瀬峠へ続く道へ右折する。

asoubara3.jpg
右折して少し進むと未舗装の道になる。普通の林道のような砂利道でなく灰色っぽい粘土質な泥道だ。昨日洗車したばかりだというのに…。泥道を慎重に進んでいくと採石場(というか採土場かな)のようなのがあった。泥道の原因はこれのようだ。

asoubara4.jpg
採石場を過ぎると急に道が悪くなった。除雪もされておらず、ここからは歩くしか無さそうだ。先ほどの馬船峠に比べれば峠まで大分近くまでは来ているが、それでも400~500mは歩かなければならないようだ。…Kの車で来れば良かったなぁ。

asoubara5.jpg
何とか高瀬峠に到着。峠の北側に「大沢山登山口」の看板があったので、ここから登っていくことにしよう。で、大沢山ってどこの山?

asoubara6.jpg
やっと尾根道に入れた。途中までは多少のアップダウンがあるものの比較的楽な道だったのだが「谷」(沢ではなかった)のような所を通過してからは急な登りが続いた。
画像はUPしないが途中のピークで倒木により道がふさがっている所があった。原因は採石場で、尾根道ごと木をなぎ倒してしまったようだ。一瞬どうしようかと思ったが少し手前を右へ進むと抜けられた。(上から3枚目の画像右上の辺りだと思います)

asoubara7a.jpg
三角点の近くまで来た。宮城縣標石らしき物と看板が見える。でも標示杭は無し。

asoubara8.jpg
まずは三角点標石。看板には「大沢山」の山名と標高、そして浅生原三角点とも書いてあった。うむ、点名まで書いてあるとはなかなかマニアックだな。比較的新しい物だが標高が以前の値(現在は314.12m)なので震災前に設置されたのだろうか?
へぇ、この山って大沢山っていうんだ。ウーメラ氏のブログには疣石山と書かれていて、その山名標もあったけど、この「大沢山」って名前が角田での呼び方なのかな?

asoubara.jpg
念のため標石のアップ。特に欠け等はありません。

asoubara9.jpg
で、いよいよお待ちかねの宮城縣標石なんだけど…あれ?何かいつもと違う。いつものは黒っぽい「石」なのに、これはコンクリートっぽいぞ?上面は一応角錐っぽい形状だけど、材質のせいか丸くなってる。あの謎の穴も開いていない。東松島市にある“鷹ノ巣山”のそばにあった物に似ている。

asoubara10.jpg
他の面。明治廿六(二十六)年と「C十七」の文字。明治26年といえば“貝抜沢”や“鷹ノ巣山”のと同じ年だ。以上の事より“鷹ノ巣山”の物とほぼ同じものっぽい。
ってか、何ですかこのアルファベットと漢数字の組み合わせは!こんなの初めて見るぞオイ。Cって何だよCって。素直に第十七号と書いておけばいいのに、わざわざCなんて異国の文字なんか使っちゃったりしてハイカラだねまったく。ここの標石が特別な役割でも持っていたのだろうか?CenterとかCrossとかCircleとかの頭文字かな?

※宮城縣標石についてのまとめは→コチラ

帰り道。先ほど通ってきた「谷」のようなところまで戻り、良く見ると谷に沿って下へ道が続いていた。GPSを見ると近道になりそうだったので、そのまま下ってみる。…すると上から4枚目の画像の右側、つまり車を駐めた所に出てきたのである。初めからここを登って行ってれば、あんな遠回りなんてしなくて済んだのに…。

※一部誤記を修正しました。(2017/1/3)


MAP

地形図

DATA
基準点コード:TR35640763801 (旧TR35640762801)
緯度:37°56′38″.7027
経度:140°51′08″.9292
標高:314.12 m
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コメント
この記事へのコメント
こんばんは
実は、阿武隈川、白石川の河川測量に使った標石に興味を持ち河川の右岸、左岸を自転車で探していたが、成果がなく、三角点探しのついでに標石が見つかればと方向転換したところでした。何カ所か成果はありましたよ。
2012/03/29(木) 01:21 | URL | ウーメラ #-[ 編集]
やはり、私だったら躊躇するような場所も、三角点の為だったらどこでも行くんですね。
そのパワーに感心しています。
次回も期待しています。
また、今回の宮城縣標石というのも初めて知りました。
2012/03/29(木) 15:36 | URL | t-sato #-[ 編集]
ウーメラさん、こんばんは。

>阿武隈川、白石川の河川測量に使った標石
調べてみたら、そういった用途の「宮城縣」と書かれた標石もあるみたいですね。成果があった点とは、河川測量以外のものでしょうか?今後の記事に期待してます。

検索してみると鳴子にある胡桃岳や大郷の鷹場山にもあるようですので、そのうち行ってみようかと思ってます。
2012/03/29(木) 18:50 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
t-satoさん、こんばんは。

えぇ、半分やけになってるところもありますけどね(笑)このパワーをもっと別の方へ生かしたいと思う今日この頃です…。

宮城縣標石というのは、標石に「宮城縣」と書かれているためそう呼んでいるだけで正式な名称は分かりません。でも検索してみると割と一般的な呼び名っぽいです。国土地理院の前身である陸地測量部が宮城県内に三角点を設置する以前に当時の宮城県が独自に測量をした際の物のようですが、詳しい事は分かりません。図書館へ行くなどすれば何らかの資料があるかも知れませんが、そこまで余力が無いです(笑)
現時点では珍しいから何となく探してるってだけですね。
2012/03/29(木) 19:01 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
ウーメラです。
市町村別インデックス
いいですね。
いろいろスタイルを変更され、見やすくなりました。
これからもよろしく。

2012/04/03(火) 21:24 | URL | ウーメラ #-[ 編集]
ウーメラさん、こんばんは。
自分でも見づらくてどうしようもなかったので試しに作ってみました。こうして整理してみると目的地にかなり偏りがあるなど新たな発見があって我ながら面白いです。
あと等級別にも作ってみようかなとも思っているのですが、今の所は思っているだけです(笑)

例の件うまくいって良かったですね。こちらこそ今後ともよろしくです。
2012/04/03(火) 22:44 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
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