標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2012/09/23(日)
気仙沼市のJR大船渡線(運休中)鹿折唐桑駅の東南東270m付近にある一等水準点。

さて、気仙沼といえば今更説明するまでも無く、震災による津波で甚大な被害を受けた所である。そこで被災状況のレポートも兼ねて市街地の三角点へも行ってみようと思った。が、意外なことに気仙沼の市街地には三角点が見当たらなかった。
閲覧サービスを見てみると鹿折唐桑駅の近くに一等水準点があるということが分かった。鹿折唐桑駅といえば、あの漁船が打ち上げられた所だ。先週もここの前を通過しているので周囲の状況は分かっている。この状況で標石がどうなっているのか確認に行ってみることにした。

まず、出発前に津波後の水準点周囲の状況をGoogleマップストリートビューを使って予習してみる。

6773_3a.jpg
…予想以上にひどい。画像右側に写っている建物が点の記に載っている「せきぐち薬局」と思われる。その店舗前の歩道辺り(画像中央やや下付近)に水準点標石があるはずだ。これでもある程度は瓦礫を片付けた後なのだろうが…。

6773_1.jpg
五十鈴神社のほうより県道26→34と進み、鹿折唐桑駅のそばに来た(現在地)。船は県道34から駅へのアクセス路である県道210を塞ぐような状態で停まっている。ちょうど駅の真ん前だ。ちなみにここは海岸線から700mくらい離れたところである。これだけの大きさの船が、こんな所まで流されるなんて津波の威力がいかに凄かったのかが良く分かる。恐ろしい。
ここを駅前の通りへ右折する。

6773_2.jpg
駅前の通りである。瓦礫はすっかり片付けられ当たり前のように更地になっている。気仙沼は自宅から遠く滅多に来ることは無かったので、ここの元々の光景は分からないのだが、駅前という土地柄それなりに賑わっていた所なのだろう。今の状況からはとても想像が付かない。

6773_3.jpg
GPSを見ながら水準点の近くまで来た。一番上の画像とほぼ同じ位置・方向で撮影してみる。ここも壊れた建物や瓦礫はきれいに片付けられていた。薬局の基礎に付いているレンガ風のタイルに面影を残すくらいである。

6773_4.jpg
薬局跡前の四角いコンクリート枠内に標石を発見。無事だった!(基準点現況状態が「正常」なので、当然と言えば当然なのだが…)
一番上の画像を良く見ると、画像中央のやや左下辺りに、このコンクリート枠のようなものが見える。

6773.jpg
標石です。丸いタイプ(円柱?)なのかな?。上面のみを残して埋まっていますが、これは元々でしょう。欠けることも無く「出べそ」も健在です。

6773_5.jpg
標石の所から駅の方を見た状況。標石が無事であることは分かったが、次に心配になったのが薬局の主の安否である。跡地に花が添えられているようなことは無かったので、恐らく避難して無事だったのだろう。そうであったと願いたい。

MAP

地形図

DATA
基準点コード:L010000006773
緯度:38°54′54″.1998
経度:141°34′58″.2516
標高:0.1378 m
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