標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2013/04/28(日)
大和町の町立小野小学校の南西2km付近にある図根点。

大和町の山奥に図根点があるらしい。
図根点といえば、仙台市内にも“大崎八幡宮”やガス局斜め向かいにある東仙台のNHK送信所にあったのだが、現在はいずれも亡失→廃点扱いとなっている。県内で現存する国土地理院が管理している図根点は栗原市にある数点と、大和町の“長原”だけのようだ。
“長原”は選点・設置が昭和36年で、点の記は存在していたが平成22年まで更新されていなかった。以前の点の記には、埋石状況が「三寸角木杭」と書かれており、「いくら何でも腐ってるだろオイ」と突っ込みを入れつつも、閲覧サービス上では現存していることになっているので、現在でも本当に存在しているのか、そもそも標石でない基準点なんてアリなのか興味津々で、過去に何度か行ってみようと思ったことがあった。ところが、現地へ行ってみると入口が私有地であったり、もの凄い藪のため出鼻をくじかれてしまい、未到達の記事にすらならず、そのうち藪の少ない時期にリベンジしてやると思っていたのだった。

最近またまた閲覧サービスが更新された。標準システムと詳細システムの2バージョンに分かれ、詳細システムを起動すれば以前と同じように利用できる。細かい所が強化されており、中でも「基準点詳細」で標石の画像が見られるようになったのは、かなりの進歩ではないかと思う。当ブログのように、見つけた標石をドヤ顔で掲載しているサイトが無意味化してしまいそうな機能であるが、探索しに行く前の「予習」として使えそうだ。

先日、富谷JCT付近にある二等多角点を検索したときに、この“長原”も「その他基準点」として引っかかった。詳細を見ると、何と画像もあるではないか。見てみると「木杭」の正体は、そこいらの山でよく見かけそうなプラスチック製の杭だった。全然木杭じゃねぇだろボケが。以前からの疑問が解決した代わりに、先に答えを知ってしまうことによって見つけた時の楽しみを奪われてしまったが、それでもこの超レア?なプラ製「標石」の現物を見に行きたくなってきた。幸い今の時期なら藪も最小限で済みそうだし、今度こそ行けるかも?いや、絶対行ってやるぞコンチクショー!

…てなわけで、前置きが長くなってしまったが、まず現地へ向かってみることにした。

nagahara1.jpg
県道264を北へ向かい、泉パークタウンの県立図書館前から、さらに5km進んだ画像の交差点【現在地】を左折し、すぐ右折する。

nagahara3.jpg
300m進み、碑が建っている交差点を右折。【現在地

nagahara5.jpg
道なりに進むと立入禁止の看板とパイロンがたくさん置いてある民家の入口に到達する。【位置
点の記では、その民家から入っていくことになっているのだが、何か殺気のようなものを感じるのでトラブルを避けるため、以前から目を付けていた画像の所から入っていくことにした。【現在地

nagahara6.jpg
入口。今の時期でもこれかよ…。

nagahara7.jpg
すぐ沢があるので渡る。その先に一応道が続いていたのだが、予想通りご覧の有様である。

nagahara8.jpg
藪も最初のうちだけだろうと思っていたが甘かった。進めど進めど藪だらけだ。もう戻るよりも図根点へ向かった方が近い所まで来てしまった。我慢して進むしかない。…これに他の草木と蚊とクモの巣などがプラスされる夏場とか、どうなってしまうんだろう。
…というか俺、何してんだろう?

nagahara9.jpg
図根点の手前200mくらいでやっと藪から解放され、まもなく、それっぽい山が見えてきた。目指す図根点はあの上だろうか?【現在地

nagahara10.jpg
道は山の東半分をぐるっと囲むように続いている。どこから登るのが楽そうかを見ながら進んだが、結局点の記通りに南西側から登って行くのが一番良さそうだ。

nagahara11.jpg
邪魔な倒木を乗り越えながら何とか山頂付近に到達。標示杭キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

nagahara12.jpg
閲覧サービスで見た、あのプラ杭がありました!!こんな安っぽい杭のそばに標示杭が打たれてるとか凄く変www
ちなみに普通の図根点はこんな標石のはず。

nagahara.jpg
プラ杭のアップ。

国  調
  +
図根点

と書かれています。本当にどこにでも刺さってそうな杭だなぁ。
念のため方角を確認したところ、意外にも「図根点」の字側の面がちゃんと南になってました。
杭の一辺の長さは8.5cmでした。3寸は約9cmですから、三寸角というのは嘘ではないようです。

この後、また藪地獄へ突入するのが嫌だったため、結局ダメ元で「正規ルート」を戻りました。
一部だけ藪でしたが、割とすんなり戻れて拍子抜け。どうしても民家の敷地内を通ることになりますが、「すみませ~ん通りま~す」と言いながらダッシュで駆け抜けました(笑)

MAP

地形図

DATA
基準点コード:TR65740464701
緯度:38°22′22″.6194
経度:140°50′28″.3585
標高:131.20 m
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