標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2014/08/02(土)
女川町の江島(えのしま)にある二等三角点。

今回は江島へ行こうと思う。「離島シリーズ」としては“亀山”、“網地島”に続き第3弾となる。
江島(えのしま)と聞くと、普通真っ先に思い浮かべるのは神奈川の湘南海岸にあるほう(江の島)だと思う。ところがテレビの天気予報を見ていると宮城にもそんな名前の島があるらしい。というか天気予報ぐらいでしか聞かない。最近であれば震災後全島避難になった島だということぐらいか。そんな県内ですら滅多に話題にされることの無い、謎だらけの島に以前より一度行ってみたいと思っていた。
調べてみると定期船も出ていて自由に行き来出来るようなので、今回行ってみることにした。いやぁ楽しみだなぁ。

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江島行きの定期船は現在一日に3便ある。女川発の時刻は第1便が7:25のため、今回も弱気に第2便の10:30のに乗る事にした。朝がメチャクチャ早くて2便が昼近くというダイヤは先日行った網地島の定期船とそっくりだ。
定期船の発着場所は本来の観光桟橋が復旧工事中のため女川魚市場付近となっている。【現在地
船名は「しまなぎ」で、ピカピカな船体は新造船のように見えるが就航は2006年らしい。手入れが良いんだなぁ。一応普通車なら1台積めるようで、本日はバキュームカー1台が積まれていた。離島とはいえ、ウンコを海に流してはいけないようだ。

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「しまなぎ」は高速船らしい。どれだけ高速なのか分からなかったが、乗ってみると海の上を滑るように進み出した。波が穏やかだったせいもあるだろうが、揺れがほとんど無い。これには驚いた。GPSで速度を測ると37~40km/hくらいは出ていた。ノットに変換すると20ノットくらいか。女川を出港して約30分、江島の港が見えてきた。

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江島港に到着【現在地】。港はかさ上げ工事中だった。
江島は平地がほとんど無く、家の大半は斜面に建っている。地図を見ると車道と呼べる物はここと島の南西にある、もう一つの港を結ぶ1本で、そこから旧小中学校と寺へ分岐する短い道が2本あるのみ。家々を行き来するのは階段がある歩道のみだ。地形図の実線になっている道のほとんどは階段のため、車が通れない徒歩道のはずである。本来であれば点線で表記すべきだと思う。
島の最高点付近に灯台と思われる物が見える。三角点はあの灯台の近くにあるはずだ。それにしても結構近くに見えるなぁ。それだけ島が小さいんだろうな。

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定期船の第3便が江島を出港するのは16:25だ。つまり江島に約5時間半滞在しなければいけないことになる。江島にある三角点は二等が1つのみなので普通に探せば精々1時間もあれば目的は達成されるだろう。なので、出来るだけ時間がかかるように、わざと遠回りな車道を歩いて行くことにした。
前述の通り、江島は宮城県民には天気予報で有名な島である。ということはアメダスが設置されているはずだ。Wikipediaによると、アメダスは「東京大学地震研究所江の島津波観測所」に設置されているという【現在地】。画像の民家みたいな建物がその津波観測所なのだが、屋根に一応風向風速計が設置されているものの、雨量計などその他の観測装置が見当たらない。本当にここなのだろうか?
その手前にある女川原発の「江ノ島モニタリングステーション」画像)(看板)【位置の屋根にそれっぽいのが乗っているので、もしかすると放射線量の監視のついでにアメダスとして兼用しているのかもしれない。もしどちらでもない場合は島の東部にある開発総合センターか、学校跡で今は自然活動センターのいづれかに移転していそうだが、この後行ってみた学校跡にはそのような物は無かった。結局アメダスがどこなのかハッキリしたことは分からなかった。

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島の南東の小中学校跡の先にある御伊勢崎の東屋位置で休憩・昼食後、またのんびりと車道を歩く。【現在地
ほとんどの民家はこの道路よりも下にあり、道路沿いには数軒しかなかった。画像の茶色い建物は中から機械動力用と思われるエンジン音が聞こえたので民家ではなく、作業小屋だと思われる。

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港から約1km歩くとNTTの交換所とパラボラアンテナがある(ドコモの基地局ではないようだ)。ここの焼却炉の手前を左折する。【現在地

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坂を登っていくと栄存神社があった。あまり参拝者がいないせいか荒れぎみだ。【現在地

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三角点とその手前の灯台はもっと先なのだが道が無い。社殿の向かって左側に裏へ行けそうなすき間がある。行ってみよう。

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社殿の裏には墓地と思われる広場があり、その左奥に道がさらに続いているように見える。草が刈られていないため画像のような感じになっている。ここを行くのかよ…嫌だなぁ。

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確かに道は続いていたが、足下は雑草が生えまくりで凄く嫌な感じ。先に何かが見えてきた。

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やっと灯台に到達。【現在地
見た目やたら新しい感じがしたので、銘板を見ると平成24年7月に改築している。震災で壊れたのを再建したのだろう。昔と違い、灯台守が必要ないので道が荒れるのは仕方ないのかも。
一つ上の画像に少しだけ写っている建物のような物は、この灯台のすぐそばにある監視カメラのような物が付いた塔の下にある、物置(イナバと書いてあった)を流用した小屋で、中にはカメラの制御装置などが入っているのではないかと思われる。

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三角点はここからさらに30mくらい先なんだが…って、マジかよ!ええ~っ、ここを行くの!?
「ついで探索」とかだったら間違い無く引き返すレベルだが、今日は無理矢理でも行くしかない。

enoshima15.jpg
かなり強引に激藪地帯を突破し、どうにか三角点の近くまで来た。汗が滝のように出て目に入り目が開いてられないくらいだ。不快指数MAXである。
点の記の記述通り、周りは笹藪のような竹藪になっている。「歩道状況:小径あり(幅2.0m)」って書いてあったから余裕ぶっこいてたけど、これって神社までの道のことじゃん!要図には神社の先から道が広くなってるように描いてあるんだよなぁ。くっそ~!騙された!!

enoshima16.jpg
要図を見ると三角点は道の右側にあるはずなので、GPSを頼りに探す…あった!!

enoshima.jpg
持参した剪定ばさみで三角点周辺の雑草と竹を除去し、ようやく撮影可となった。今日は時間にかなり余裕があるから良かったけれど、三角点が複数ある他の島は雑草が枯れる秋まで待った方がいいかもなぁ。

MAP

地形図

DATA
基準点コード:TR25741447701
ICタグ場所情報コード(ucode):無し
冠字選点番号:張14
緯度:38°23′52″.0025
経度:141°35′37″.1299
標高:74.94 m
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