標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2014/11/08(土)
仙台市宮城野区の七北田川河口付近にあるらしい宮城縣三角点。
※この記事はウーメラ氏の情報提供(出典は浅野勝宣氏・畠山未津留氏の現地調査によるもの)を参考にしました。

先日、牛越橋付近にあった宮城縣三角点の記事コメントで、ウーメラ氏より宮城野区蒲生字町の七北田川左岸に同様の三角点があるとの情報をいただいた。地理院地図で確認してみると蒲生字町という地名の場所は河口付近である。この辺りは震災時の津波の被害を受けた所で、その被害の規模は近くの「元祖日本一低い山」として有名だった日和山が流されて消えてしまったほど甚大なものだった。三角点標石が無事であるほうが奇跡である。

まずは、牛越橋の時と同じようにダメ元でGoogleマップ(ストリートビュー)を見てみる。


大きな地図で見る
おぉ!これは!!何やら道端に標石のような物が写っているではないか!!無事だったのか!
これはもう現地へ行って確認するしかないな。

gamou_m1.jpg
仙台港より県道10を少し南へ進んで高砂橋の手前で左折し、七北田川左岸堤防上の道(県道139)へ入る。【現在地

gamou_m2.jpg
堤防上を河口方面へ1.5kmくらい進むと、先ほどストリートビューで見た所に着いた【現在地】。地形図には「荒田」の字名が書かれているが、ここの実際の地名は情報通り「町」である。
道端には確かに標石のような物がある。これは楽勝コースか!?

gamou_m3.jpg
あれ?
「宮 0.6」 orz
確かに宮城県の河川標識っぽいけど、三角点じゃなくて距離標だな…。しかも比較的最近の物っぽい。

gamou_m4.jpg
上面には金属標。どう見ても、ここが河口から0.6km地点であるという意味にしか見えないし、標石側面のどこにも「宮城縣」と書いてない。明らかにハズレである。
…うーむ、ここら辺を歩いて探すしかないか。

一応、経緯度。
緯度:38°15′17″.6
経度:141°00′22″.4

gamou_m5.jpg
さらに河口方面へ車で進み、ポンプ場の向かい付近に駐めて、徒歩でさらに河口のほうへ向かう。【現在地
途中にあったのは山の中でよく見かける林野庁の「山」標識ばかりで(以前は海岸林だったため)、お目当ての三角点っぽい石は見当たらない。

gamou_m6.jpg
蒲生干潟が見えてきた。厳密に言えば河口はもっと向こうなのだが、「町」という字名はここら辺までだ。ウーメラ氏の情報を鵜呑みすれば、ここから先には無いことになる。確かにこの先は海に石を積んでるだけだし、目の前はかさ上げされてるし、もう無いよな…。【現在地

gamou_m7.jpg
まだ諦めきれないので、もう少しだけ進んでみる。無い。【現在地
では、今度はここを起点にして上流方向へ進んでみることにしよう。

gamou_m8.jpg
ポンプ場付近まで戻った。もの凄い破壊力だな…。【現在地

gamou_m9.jpg
気休め程度に堤防の内側を見てみるが、まぁ無いだろうな。【現在地

gamou_m10.jpg
さらに道を進んで行くと、「町」と「荒田」の境界付近の道端に金属標を発見。【現在地
「都市部官民境界基本多角点 国土交通省」と書いてある。多角点の一種みたいだ。設置されたのが震災の前なのか後なのかは不明。これはこれで発見なのだが、あまり嬉しくない。

経緯度
緯度:38°15′20″.6
経度:141°00′15″.7

gamou_m11.jpg
もう既に字名は「荒田」だが、もしかしてという事もあるので少しだけ進む。
先ほどは車に乗っていて気が付かなかったが、良く見ると道端の地蔵の前に上面が四角錐の古そうな標石のような物があるではないか!これはもしかして!!【現在地

gamou_m12.jpg
ちがーーう!! orz
墓石じゃん、これ!紛らわしい形してんなぁ。
…帰ろう。

gamou_m13.jpg
車へ戻る途中は堤防の内側を見ながら進んだ。もちろん、それらしき物は見当たらなかった。
今回は見つけられなかったが、もしかすると単に私の探し方が悪いだけで標石はまだ現存するのかもしれない。さらに詳しい情報が入ったら再度訪れてみようかと思う。
ウーメラさん、情報ありがとうございました。


(2014/12/21探索)
※ここからは「七北田川河口付近宮城縣水準標」の続きです。

ウーメラ氏より座標データ付きの追加資料をいただいたため、再度探してみました。

gamou_m14.jpg
追加資料によると、七北田川河口付近には宮城縣標石が3つあるらしく、そのうちの2つが左岸で1つは先ほどの水準標、そしてもう一つが前回見つけられなかった三角標らしい(「三角点」でなく「三角標」だった?)。
その三角標があるとされる経緯度(北緯38度15分16秒 東経141度00分33秒)の場所は画像の辺りである。【現在地

gamou_m15.jpg
どこにあるんだろう?

gamou_m16.jpg
これは境界杭だよな…。

gamou_m17.jpg
資料には堤防の上にあると書かれているが、高いところから見渡してもそれらしき物が見当たらない。前回も見つけた「都市部官民境界基本多角点」ならあったんだけど。

経緯度
緯度:38°15′15″.8
経度:141°00′32″.7

gamou_m18.jpg
堤防の内側も確認したけど、最近工事したような感じだし、やはり標石のような物は見当たらず。今回もギブアップかな。

現在の堤防は車道になっていて震災後の復旧工事の際にはここを重機などの大型車両が頻繁に通ったと思われる。標石は堤防上にあったらしいが、その時に邪魔なため撤去されたのかもしれない。…のかも?
資料に載っていた経緯度は秒の値の小数点以下が無いので、ある程度の誤差というか範囲を示している。ピンポイントでここというわけではなく、「この付近」と言ったほうが正しい。なのでもう少し広い範囲、もしかすると4枚上の画像の青い網の中にあるとか…?何かの機会があれば、また探しに来るかも。(2015/1/1追記)

MAP

地形図

DATA
基準点コード:無し
ICタグ場所情報コード(ucode):無し
冠字選点番号:無し
緯度:不明
経度:不明
標高:不明

※地図は周辺を表示しているだけで、基準点が地図の中央にあるわけではありません。
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コメント
この記事へのコメント
こんばんは、
ご苦労様です。
津波の被害が著しいところのようですね。
位置情報等がありますので、別途メールで送ります。

2014/11/29(土) 23:18 | URL | ウーメラ #-[ 編集]
ウーメラさん、こんばんは。
今回は残念ながら見つけることが出来ませんでした。
位置情報があれば今度こそ見つけられるかもしれませんね。
よろしくお願いします。
2014/11/30(日) 00:20 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
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