標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2015/10/25(日)
登米市石越町のJR東北本線石越駅の東北東1.2km付近、金鶏山山頂にある四等三角点。

次は“山寺”へ向かう。と言っても山形の立石寺ではなく石越にある金鶏山である。地形図を見ると、この山には寺があるのでこのような点名になったのだと思われるが地元の人がこの寺のことを実際に山寺と呼んでいるのかは不明だ。
本来であれば山の上の四等ということでわざわざ寄ったりしない点なのだが、金鶏山という山名と寺が気になったので行ってみることにした。

yamadera1.jpg
迫川を渡り、県道4を石越方面へ進む。石越駅入口より2kmほど進んだ所の画像の交差点を左折し県道184に入る。【現在地
石越といえば「チャチャワールドいしこし」が有名だが、道路標識にロゴ入りで案内しているのには驚いた。

yamadera2.jpg
県道184を600mほど進み、ここで左折。【現在地
寺が近いということもあってか、葬式の看板が目立つ。

yamadera3.jpg
さらに650mほど進み、左折。【現在地

yamadera4.jpg
寺が見えた。墓地が山頂付近まで続いているようなので、楽に登れそうだ。

yamadera5.jpg
寺に到着。案内板によれば、この寺は「石越山 昌學寺」という名前で曹洞宗。旧石越町唯一の寺で1555年開山。町指定の文化財とのことなので、現在は登米市指定になっているのだろう。ぱっと見では、よくありがちな田舎の寺といった感じで観光向けでは無さそう。ちょっと期待外れかな。
山頂へは墓地を登れば良いようなので、ここら辺から登ってみる。【現在地

yamadera6.jpg
墓地の一番上まで来たけど、ここから山頂へはどうやって行けば良いんだ?【現在地

yamadera7.jpg
左の方へ進んでいくと墓地の左脇に林道のような道を発見。ここを進めば良いのかな?【現在地
逆側を見たら下の車道に繋がっているようだった。もしかすると墓地南側の道路を登ってきたほうが楽だったのかもしれない…。

yamadera8.jpg
道を進んでいくが、三角点はもう少し右上のほうにあるはず。どこか登っていくところは無いかと思っていたところ、それっぽい道を発見。【現在地

yamadera9.jpg
荒れてはいるが結構広めな道を登っていくと奥のほうに何か白い杭のようなものが。表示杭にしては大きすぎないか?【現在地

yamadera10.jpg
杭には「金鶏山館跡」の文字と解説が書かれている。前九年の役がどうたらとか書かれているので千年くらい前の話らしい。下の寺の倍も古いということになる。【現在地
点の記の要図に書かれている「看板」とは、これのことのようだ。

yamadera11.jpg
「看板」と違い、小さな表示杭はなかなか見つからない。要図が分かりづらかった(上が北じゃない)こともあり、見つけるのにちょっと時間がかかった。

yamadera.jpg
標石です。
四等にしては選点・設置が古め(昭和26年)なのと、既に掘った跡(平成23年の改測時のものか?)があったので私も少し周りを掘ってみました。

yamadera12.jpg
「地理」「宮 37」
やはり地理調の標石でした。笹の地下茎が邪魔をして「調」の字までは掘れませんでした。
北面は最近の標石なら6桁の番号ですけど、この頃は県名+番号だったようです。以前、舘沢省吾氏より教えていただいたのですが、この県名表示があるものは昭和26~30年頃のごく短い期間に設置された物だけのようで結構レアみたいです(東北では青森・秋田は採用しなかったらしい)。
現在の物と同じく6桁(3桁+3桁)の番号が彫られるようになったのは昭和30年頃以降のようですね。

MAP

地形図

DATA
基準点コード:TR45841112301
ICタグ場所情報コード(ucode):無し
冠字選点番号:府2
緯度:38°46′18″.8499
経度:141°10′23″.7369
標高:70.96 m
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
四等三角点標石の県名表示の話、初めて伺いました。勉強になります。この前行った「瓦山」四等も、レア物だったんですね。知らずに見ていました。
知識が増えれば増えるほど面白くなる基準点探訪、ほんとうに楽しいです。
2015/11/10(火) 11:25 | URL | caz3 #DrUjoqh6[ 編集]
caz3さん、こんぱんは。

えぇ、私も古い四等標石は「地理調」だという事くらいしか知らなくて裏面の番号は気にしてませんでした。
記事に書いたように昭和30年頃以降が6桁の番号ということですから、地理調の標石には県名表示付きと6桁のが混在していることになりますね。
県名は昔の車のナンバーのように漢字一文字で表しますので、山形のは「山」となります。と言うことは国土地理院管轄の三角点なのに、見た目は林野庁管轄の山標石という紛らわしい標石になってしまいます(笑)。ネタとして面白いのでそのうち探しに行こうと思ってます。

あと、記事中で書かなかった舘沢氏からの情報を追記します。
戦争直後の昭和22年頃には復興のため四等サイズの標石で等級無しの三角点を設置したそうです。裏の番号は県別では無く、全国共通の1から始まる通し番号で、395までは等級無しを確認済み。419には四等の刻印があったそうです。ただし設置されたのは北海道、東京、鹿児島と香川だけだったとか。宮城周辺には無いみたいですね。
あと、図根点も同様に県別表示(「山の神(栗原市)」の記事参照)になる前は400以降の番号が割り当てられたそうです。
まだ確認してませんが、これらの事は上西氏のWebページにも同様のことが書かれているかもしれません。

いやぁホントに三角点は奥が深いですね。四等なんて雑魚だとか、ついでに行くものだと思ってましたが見方が変わりました。古い標石限定ですけど…。
2015/11/11(水) 21:08 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
caz3さんのブログ見てきました。
「瓦山」の画像、確かに「宮」の字が見えますね。
画像では番号が土に埋まってますが、点の記を確認すると、これは「宮273」と彫られているようです。
それにしても変な所に設置してあるなと思ったら、平成23年に移転してるんですね。過去に昭和50年にも移転してますので最低2度は移転しているようです。
それでも標石の交換をされなかったんですから、運が良い石です。場所が良かったせいか欠けたりしてないからでしょう。
2015/11/12(木) 00:07 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
色々お教えいただきありがとうございます。図根点はまだ見たことがないので見てみたいなあ。北海道のは、函館付近にちょこちょこある小等三角点という奴でしょうか?早く北海道新幹線が開通して欲しい(笑)
「瓦山」四等は変な場所に在るんですが、もしかしてこの歩道のデッパリは、三角点のためにわざわざ作られたのでは??と考えるとワクワクします。調べてないんですが。
ぼくのブログは、写真をクリックすると拡大表示され、キャプション文も表示される(何故かスマホ非対応、PCのみ)という隠し機能があります。読むべき内容は殆ど無いので、よほどヒマなときにどうぞ(笑)
2015/11/19(木) 11:40 | URL | caz3 #DrUjoqh6[ 編集]
山寺!自分が三回探してもみつけないのを見つけた!!と思ったら
中田の寺山と勘違いしました!!!
まだGPSを手に入れてないので、入手したらリベンジしたいとおもいます。
2015/12/23(水) 19:01 | URL | ゆう #-[ 編集]
こんばんは。
「寺山」ですか?東松島の二等じゃなくて、旧中田町のですね?
えぇっと…あぁ、弥勒寺の所にある三等でしょうか?
それにしても古い点の記ですねぇ。これじゃ要図なんて当てに出来ないし。というか要図すら無いですね。

GPSですが、スマートフォンをお持ちならアプリを入れれば、それなりにハンディGPSのような使い方が出来るようになると思います。
私もGPSを買う前はスマートフォン(当時はアドエスを使ってました)で無理矢理代用してました。(「15832」の記事参照)
2015/12/23(水) 20:57 | URL | つかピロ #y8j/9w2E[ 編集]
コメントを投稿する(本名やメールアドレスの記入は出来るだけしないようにお願いします)
URL:
コメント:
パスワード:
非公開にする: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tsukasan.blog45.fc2.com/tb.php/692-9f9a99ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック