標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2016/10/23(日)
福島県南相馬市原町区のJR常磐線原ノ町駅の北北東3.5km付近にある二等三角点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。

三角点標石は等級ごとに大きさが決まっていて一辺の長さが一等なら18cm、二等・三等なら15cm、四等は12cmとなっている。3cmごとに違うのは当初単位に「寸」を使っていた名残だ(一等なら六寸角)。その「規格品」である標石にも、希に規格外の標石が紛れることがある。何か意図があるのか、単に石材屋の大ボケなのかは定かではないが、ごくたまに妙にデカい標石が設置されている場合があるのだ。

私の知る限り、宮城県内では仙台市青葉区の“八森山”がそれに該当していて、二等なのに一等並みの大きさの標石が設置されている。あと、福島県いわき市小名浜の“下神白”には一等なのに一辺21cmの巨大な標石が設置されていて、一部の人には大変有名だ。

以前、舘沢氏より福島には“下神白”以外にも数ヶ所「規格外一等」があると聞いていて、まだ未探索だったのだが、最近南相馬にある二等も規格外だとの情報を頂いた。福島は規格外の標石が名物なのだろうか?南相馬なら常磐道を使って割と気楽に行けそうな気がするので、早速行ってみることにした。

monomiyama1.jpg
その規格外二等な三角点とは旧原町市と旧鹿島町の市町境付近にある“物見山”である。地図を見ると南相馬ICでは行き過ぎてしまうため手前の南相馬鹿島スマートICで降り、R6に入る。そして画像の原町火力発電所入口の交差点を発電所とは逆側の右へ曲がる。【現在地

monomiyama2.jpg
100mほど進み、ここを左折。【現在地

monomiyama3.jpg
点の記に書いてある太平山法恩寺の入口に到着。画像右側の観音像はR6を右折したところからでも見える。【現在地

monomiyama4.jpg
点の記の要図を見ると法恩寺の敷地外から山へ入っているが、行ってみたら奥で通れなくなっていたので観音像の右横より入ってみる。【現在地

monomiyama5.jpg
いつもの事だけど「小径あり(巾0.5m)」って、どこにあるんだよ!!【現在地

monomiyama6.jpg
尾根っぽい所があったので登る。【現在地

monomiyama7.jpg
あった!

monomiyama.jpg
標石です。
画像からは分かりづらいですが、確かに大きいです。標石を見慣れた方ならアレッ!?と思うはず。


二等にしては等級の左右のすき間が妙に広いので、もの凄く違和感があります。これが一目見て「でかい!」と思った理由。画像の上へマウスカーソルを持って行くと一般的な二等標石(画像は“権現森”のもの)と比較ができるので見比べてみてください。
この標石は点の記を見ると選点が昭和62年になっていて一度移転したことが分かります。移転の際に普通の石へ換えることも出来たはずですが、敢えてそのままにしたのでしょう。

monomiyama9.jpg
大きさを測ると一辺が18cmで、一等標石と同じです。「一」を「二」に書き換えたわけでもないようなので、初めから一等標石に「二等」と彫ったみたいですが…何でだろう?注文した二等標石が足りなくなって急遽一等ので代用したとか??

monomiyama10.jpg
三角点のすぐ北は山が削られて点の記や地形図と比べて地形が変わっていました。一見仮設住宅っぽく見えますが、どうやら復興作業従事者向けの簡易宿泊施設のようです。施設の敷地に入ることができれば、こちら側から登った方がずっと楽だと思います。

MAP

地形図

DATA
基準点コード:TR25640470801
ICタグ場所情報コード(ucode):無し
冠字選点番号:井23
緯度:37°40′05″.0731
経度:140°58′58″.6068
標高:46.29 m
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