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標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2015/07/04(土)
岩手県奥州市の見分森公園内にある菱形基線端点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報、および種市昇二郎氏のWebページ「青森県の山とはぐれ山男のページ該当ページを参考にしました。
※この記事は“見分森”の続きです。

二等の確認と用足し(笑)が済んだので、すぐそばにある菱形基線端点(測点)へ行ってみることにする。
なお端点はここからすぐ近くにあるため見に行こうと思えば簡単に行けたのだが、お楽しみは取っておきたいのでまだ確認していない。

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二等“見分森”のすぐ北にある東屋は少し土が盛られた所の上に建てられている。入口の階段左脇にある石柱を見ると「東の森古墳」と書かれていて、この小さな山の正体が実は古墳だということが分かる。…っておい、古墳というか他人様の墓の上に東屋なんて作っちゃって良いのかよ!?バチ当たらないのかなぁ?【現在地

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その罰当たりな東屋へ行ってみると、展望台の左(北西)に端点の観測台があるのを発見。というかシナリオ通り。

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菱形基線の南西端です。【現在地
大きさは法雲寺のと同じ、幅と奥行きが60cmで高さが43cmくらいでした。

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上面の中心にある指標鋲(十字マーク)。直径3cm。打痕が付いていて傷だらけです。

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横から見ると指標鋲だけ浮いた状態です。上面の仕上げ用モルタルが剥がれ落ちてしまったようです。

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銘板です。「No.3 基本 菱形基線測点 建設省国土地理院」と書かれています。
大きさは11.8cmX5.9cm。(12x6cm)

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試しに観測台から先ほどの法雲寺(北西端)のほうを見るとどう見えるのかを確認。
ハイ、何も見えませんね(笑)。天測点の時と同じような結果です。お約束通り(?)の状況で、ある意味満足。

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ではこれから行く予定の南東端(現存していないみたいですが)の方角はどうなってるかというと、やっぱり(笑)。
[[岩手]水沢菱形基線 南西端]の続きを読む
2015/07/04(土)
岩手県胆沢郡金ケ崎町のJR東北本線金ヶ崎駅の西2.8km付近、法雲寺の裏山にある菱形基線端点。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報、および種市昇二郎氏のWebページ「青森県の山とはぐれ山男のページ該当ページを参考にしました。

5月につくばの国土地理院へ行った際、構内の敷地いっぱいに菱形基線が設置されていたが、それに関連する資料として舘沢省吾氏より水沢菱形基線の資料を送って頂いた。(いつもありがとうございます)
水沢は比較的近いし、天測点のような八角柱の観測台(※1)を見てみたいので早速行ってみようかと思う。

その前に菱形基線が何なのかを再度おさらい。
上西勝也氏の「日本の測量史」によると菱形基線とは、

地表面の水平方向の変動を調べるために設置され測点4点で菱形が形成されています。菱形頂点の位置で各頂点間を対角線も含め6ヶ所を正確に測量し菱形の面積の変化、地表面の水平方向の変動を検出し測地学研究に利用されます。大正時代初期には文部省測地学委員会により三鷹の天文台に一辺100メートルの菱形基線が、また第二次大戦後は地理調査所により長距離の菱形基線が15ヶ所に設置されました。引用ページ

というもので、この水沢のはその15ヶ所のうちの1つのようだ。

そしてこの水沢菱形基線について国土地理院のページでは

・水沢地区は、岩手県奥州市周辺に位置しています。周辺地域は、地震予知連絡会の特定観測地域に指定されていました。
・周辺地域の地殻変動の活動度や歪の蓄積を把握するとともに、地殻変動の時空間変化を明らかにすることを目的として、昭和39年(1964年)から昭和57年(1982年)まで測距儀による観測を行っていました。
・具体的には、観測点間の距離を精密に測り、その繰り返しにより土地の伸縮を検出しています。

と解説している。実際、地震予知に役立ったかどうかは疑問であるが。
そして現在はその役割を電子基準点に引き継いだため、菱形基線は使われなくなったのだそうだ。なるほど、そういうことか。国土地理院の構内に電子基準点が2つあったのも、あの菱形基線の代わりということなのかな?

水沢菱形基線端点に関しては種市氏が既に記事にされているので、確実に見つけるため今回参考にさせて頂くことにします。(舘沢氏によると、種市氏にも今回頂いた資料と同じものを送ったそうです)

※1 実際に見たことがある天測点は四角い物だけで、八角柱のはまだ見たこと無いです。

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菱形基線の4つある端点のうち、まずは北西端へ行ってみることにする。今日は午前中に軽く雨が降るらしいので、雨が降らないうちに一番大変そうな北西端を探そうと思ったからだ。
東北道を水沢ICで降りた後、R4を北へ2kmほど進み、画像の交差点を左折する。【現在地

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道なりに3kmほど進むと、法雲寺というお寺の前に着く。ここを左折して寺の駐車場に車を駐めさせてもらう。【現在地

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同じ場所で左を見ると送電線鉄塔がある山がある。あの山の南斜面に北西端があるらしい。山頂には三等三角点もあるようなので、後でついでに行ってみることにしよう。

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法雲寺は曹洞宗のお寺のようです。立派な山門があります。【現在地

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墓地の階段を登れば楽に行けそう。【現在地

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送電線鉄塔へはこの道を進めば良いのかな?【現在地

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鉄塔の下に出たけど下草ボーボーじゃん!あちこちにクモの巣もあるし、進むのが嫌になってきたなぁ。【現在地

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鉄塔の西側に小径のようなのを発見。山頂(三角点)への道かな?【現在地

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中へ入っていくと…おや?碑がある。「南無瑠璃光薬師如来」と書いてあるから薬師如来の碑だよね?でも何でこんな所に?【現在地

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GPSを見ると端点はさらに下のようだ。道っぽいのが続いているのかと思ったけど無いみたい。仕方ない、ここを無理矢理降りるか。【現在地

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どこにあるんだよ~【現在地

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いた!!【現在地

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菱形基線の北西端です。【現在地
八角柱の大きさは幅と奥行きが60cm(1.5cmくらいの誤差があります)、高さが76cmくらいでした。何か想像していたよりも小さい?
コンクリート製で表面をモルタルで仕上げてあるようです。天測点もそうですが、この手のものはここで木枠を組んでコンクリを流し込み固めているのではないかと思われます。こんな重い物を人力で運ぶのは大変ですからね。

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観測台上面。中心に指標鋲(十字マーク)が付いています。

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指標鋲のアップ。直径は3cmです。

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銘板です。「No.1 基本 菱形基線測点 建設省国土地理院」と書かれています。
このNo.1という番号は各地の菱形基線ごとに付いているものでは無いらしく、全国にある測点(端点)の設置順に通し番号となっているようです。種市氏のページにも書かれていますが、この水沢の北西端の測点がどうやら国内第一号の菱形基線測点みたいですね。
銘板の大きさは11.7cmX5.8cm。端の面取りの部分までモルタルに埋まっているようなので本当は12x6cmなのだと思います。
[[岩手]水沢菱形基線 北西端]の続きを読む
2015/05/02(土)
茨城県つくば市の国土地理院構内にある比較基線測点(端点)。
※この記事は「国土地理院構内軌道追跡局」の続きです。

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軌道追跡局を撮影していたら、少し南(南南西くらい)の所に金属標を発見。…いったい何の金属標だ?

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「比較基線測点」と書いてある。左側に結構ダメージを受けたような感じだ。周辺に何も無く、人が通ることもほぼ無いような所で一体何がぶつかったのだろう?
国土地理院の敷地内にはいろいろな比較基線場があるけど、この金属標がそのどれに属するのかは分からない。それでも通常であれば飛び上がって喜びそうなものなのだが、これだけいろいろな標石や金属標があちこちにあると感覚がマヒしてしまい「ふ~ん、あぁそう」ってな感じになってしまう。さっきの「つくば長距離GNSS比較基線場」といい、今回はそうして撮り逃している点が結構あると思う。勿体ない。

たまには画像2枚で終わる記事があってもいいよね?手抜きじゃないっすよ。
[[茨城]国土地理院構内比較基線測点]の続きを読む