標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/05/28(日)
仙台市太白区秋保の秋保森林スポーツ公園内にある三等三角点。

以前の記事で書いた通り、最近結構日帰り温泉へ行くようになった。
そこで今日は太白区秋保の秋保森林スポーツ公園にある「森林の湯」へ行こうと思う。入浴料が大人512円と、秋保温泉にしては低額な料金。ネットの情報によると設備は古いが穴場だと好評なようだ。

その秋保森林スポーツ公園内の小さな山に三等“湯元”があるらしい。秋保周辺は大倉山(羽山)を始めとして以前から何度か探索している地域で、この“湯元”も結構前から気になっていた点だった。せっかくなので、まずはその三角点を探し、軽く汗をかいてから風呂に入ろうかと思う。

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R286から秋保街道(県道62)に入り、5kmくらい進むと道路左側に秋保森林スポーツ公園の看板があるので右折する。【現在地
この入口はちょっと分かりづらいので、看板が無いと通り過ぎてしまいそうだ。ちなみに少し先に写っている建物はホテルクレセントで、このスポーツ公園の運営元でもあるらしい(知らなかった)。

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入口より350mほど進むとゲートがあった。その後ろにある山が今回の目的地である。【現在地
なんか4月に行った奥日立きららの里を思い出すなぁ。施設の内容が似ているだけでなく、お金を払って基準点を見に行くというのも同じだし。

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ゲートで日帰り温泉に入りたい旨を言うと、画像の管理事務所でチケットを買うように案内された。【現在地
前情報通り、入園料込みで512円だった。これで三角点探索だけでなく風呂まで入れるのだから、日立の例の所よりもお得感がある。

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ここの左奥が建前上本来の目的である風呂で、その建物の前にある駐車場に駐めるよう案内されたのだが、実際に車で行ってみたところ、とても狭かったため、坂の上にある大駐車場へ移動。【現在地

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坂を登り切ると確かに広い駐車場があった。点の記にも車はここに駐めたようなことが書かれている。【現在地

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ええっと、ここから登っていけば良いのかな?【現在地
今は使われていないのか階段は枯れ葉などで埋まっていて荒れている。

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少し登ると鉄棒がある広場に出た。【現在地
どっちへ行けば良いんだ?まぁ、この山の山頂へ行けば良いんだから高い方へ適当に登ってみるか。

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荒れた道を適当に上へ登って行くと、何やら古い木製のアスレチック遊具っぽいものが。何だこれ?【現在地

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ロープトランポリン??
ロープの両端にゴムが付いていて、乗って飛び跳ねるのか…変なの。つうか、何この看板(笑)。何故にパンツ一丁???
実はこれ、テレ朝系(県内ではKHBって書いた方がいいのかな)の「ナニコレ珍百景」で「センスのないアスレチック看板」として紹介された物のようです。番組サイトの説明によると

公園の管理をしている方によると、この看板は39年前の開園当時に製作されたもので、さわやかな感じとわんぱく少年のイメージであのような姿になったのでは、とのことです。

…なんだそうですが、せめて半ズボンと靴くらいは履けよと。
余談ですが、以前大東岳へ一緒に登った知人のY氏のご実家も「ナニコレ珍百景」で紹介されたことがあります。特定されるので何を紹介されたまでは書けませんが…。

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ロープトランポリンの所から尾根沿いに続いている道を登って行ったところ山頂に到着。
さっきから流れている、まるでゲームのBGMのようなポップな音楽の音量が登るごとに高くなっていくなと思っていたら、スピーカーがこの展望台(点の記にそう書いてある)に取り付けてありました。

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画像からは分かりづらいですが、標示杭を発見。

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いましたね。

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標石です。ICタグ付き。ちょっと露出ぎみ。
あと、どうでも良いことかもしれませんけど標示杭が完全に刺さってません。一時期こんな標示杭をよく見かけたんですが、調べてみると同じ頃(2009年秋頃)に現況調査をしているので、もしかすると同じ人の仕業なのかもしれません。

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一応アップも。普通の三等標石です。

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上面です。

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これ気になるなぁ…。
いつもなら怖くて登れないけど、これなら行けそう。

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うひょー良い眺めだなぁ。
画像中央の山が大倉山です。

この後、風呂に入ったんですが貸し切り状態で最高でした。確かに穴場でした。
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2017/05/20(土)
岩手県北上市の明神岳の南南東700m付近のピーク上(注)にある三等三角点。
※この記事は“明神岳”(方位標)の続きです。
注:地図によっては三角点があるピークを明神岳としているのもあります。

では三角点にも行ってみるか。

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方位標の場所からさらに少し登り、ここら辺が山頂かな?と思ったところにありました。
草木のせいでもありますが先ほどの所からちょっと離れていて、ここから方位標の標石は見えません。

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同行の友人K君に三角点の上で立っていてもらい、方位標からの方角を確認。東南東ですかね。

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距離を測ってみたところ20m40cm
傾斜や途中の障害物などで誤差が大きくなっているはずなので、約20mってとこでしょう。結構離れてますね。
でもあれ?方位標は西北西になるはずだけど北西?…うーん、北北西かな??

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標石です。

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標石のアップ。
普通の三等標石です。

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上面です。
なるほど標石の向きがズレてますね。上から3枚目の画像と向きが違うので分かりづらいですが、コンパスの方角を信じれば先ほどの巻き尺は北西と西の間くらいの向きなので、西北西で大体合ってるのではないかと思います。

結論、方位標は三角点の西北西20mの位置にある。 …別に測らなくてもすぐ見つかるけどね。
※方位標の点の記には「(既設三角点より)西方二十米に在る」と書かれていました。

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それにしても、さっきからこの2本の界標が邪魔ですね。
こうして見ると何かまるで墓石と花立てみたい?
[[岩手]西山峠(三等三角点)]の続きを読む
2017/05/20(土)
岩手県北上市の明神岳の南南東700m付近のピーク上(注)にある方位標(子午線標として使用)。
※この記事は舘沢省吾氏からの情報を参考にしています。
注:地図によっては方位標(三角点)があるピークを明神岳としているのもあります。

先日、岩手の花巻にある一等“雷神峠”のそばにある方位標を見てきた。
この方位標は以前、岩沼の竹駒神社で見た方位標とは用途が異なり、天文測量を行うための巨大なコンクリート製天測台が全国に設置される以前に設置された天測点だった。天測点には必ず真北か真南のどちらかに子午線標が設けられ、そこに灯火機器を設置し、暗くなってからその明かりの方向へ測量機器を向けることにより、天測台上の機器を正確な方角へ設置する事が出来た。つまり天測点と子午線標は必ず対であるものなのだ。

方位標が天測点だった場合、子午線標はどうなるのか。先日の“雷神峠”そばの方位標を探すきっかけとなった、種市昇二郎氏のWebページ「青森県の山とはぐれ山男のページ」の記事によると、天測点の役割をする方位標には子午線標の役割をする方位標がもう一つ存在するのだという。但し設置されてから年月が経っているため、今でも残っているのかというと必ずしもそうでないようだ。岩手でもう一ヵ所天測点の方位標が確認されている一等“高堂山”については、その対となる子午線標の方位標が種市氏によって発見されたようだが、“雷神峠”については情報がない。なので不明か亡失なのだろうと思っていた。

GW後のある日、舘沢氏より“雷神峠”の方位標にも対になる方位標が真南7km付近にある三等三角点“西山峠”の近くにあるとの情報をいただいた。雷神峠のにも子午線標に相当する方位標があったなんて!こりゃまた北上へ行くしかないじゃん!
(舘沢さん、情報ありがとうございました)

ちなみに一等の“雷神峠”と今回向かう三等の“西山峠”は、いずれも明治時代の選点です。方位標は戦後に設置されたはずなのに、ちょうどうまい具合に見通し距離でほぼ同じ経度に並んでいたなんて、偶然にしては凄いような気がします。

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そんなわけで、あれから約半月後、また北上にやってきました。
前回同様、東北道北上江釣子ICからR107を東へ向かう。ICから東へ約8.5km、前回R456へ左折した交差点の手前2.5km付近の画像の交差点を岩手県道287へ右折。【現在地

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点の記では交差点から1.2km付近より林道に入ることになっていたが、Googleマップで事前調査したところ、2.5km進んだ辺りから入る林道のほうが航空写真で見た場合、道がハッキリしていて無難そうなため、そちらから登って行くことにした。当然、車で行けるところまで乗っていくつもりなので今回は友人K君所有の軽四駆車の出番である。
画像の自販機コーナーがあるところを左折する。【現在地

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林道は入ってすぐの辺りで一旦草ボーボーになるが、そこを突っ切ると画像のような快適な道になった。Googleマップでハッキリクッキリ見えた直線の区間だ。【現在地

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林道入口より約900m、地形図上で1つ目のヘアピンカーブ手前が広場になっている。しかもその先には道が無いように見える。ここで行き止まりか?【現在地
地形図ではここで右へカーブしてるから単に見えないだけなのかな?

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車から降りてカーブの先を確認すると、画像のような感じになっていて先へ進めない。【現在地
行く手を阻む木の枝は細いのでチェーンソーがあればすぐに撤去出来そうなのだが、あいにく自宅に置いてきてしまった。 ←持ってるんかい!
ここは素直に手前の広場に車を駐めて徒歩で進むしか無い。まぁここまで車で来られただけ良かったと思った方が良いかな。

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林道は地形図に描かれているよりも、さらに先へ続いているようだ。
先週末から降り続いた雨のせいか、路面はフキの葉でいっぱいになっている。【現在地

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うわっ!また倒木かよ。【現在地
どうやって先へ進めば良いんだ?…と一瞬思ったが、近づいてよく見ると法面側に何とか通れるすき間があった。

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2つ目の倒木のすぐ先は広場だった。【現在地
ここが本来の林道終点だったようだ。さて、ここからどっちへ進めば良いんだろう?

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広場の奥の先に、いかにもな目印がある。ここから登って行けということか?【現在地
いや、どう見ても道なんて無いぞ。でも辺りを見回してもそれらしい踏み跡など無いし、とりあえず谷沿いに登ってみるか。

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登れば登るほど傾斜がきつくなってくるような気がする。【現在地
林道の途中から緩やかな斜面を登ってくれば良かったかな…。

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何とか尾根にたどり着いたぞ。【現在地

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境界杭沿いに尾根を登る。そろそろ山頂かな?【現在地

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GPSを見ると山頂はここからもっと東のようだ。【現在地
笹藪突入か…やだな…。

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幸い笹藪は丈が低く、すぐ終わった。
さらに尾根を少し登ると…あれ?まさか?ちょっと出番が早くないですか?【現在地
方位標が先に見つかっちゃうとブログの記事を作成する際に、その次の三角点の記事との画像枚数のバランスが悪くなっちゃうんですけど!! ←探索しながらも一応記事したときのことを考えながら行動してる
こんな目立つところにあったら、「まずは三角点から~」とかいう記事に出来ないでしょうが!つうか、三角点はどこだよ!?

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仕方ないので方位標から…。もう記事がどうなっても知らん。
標石の周りを綺麗にして、前回と同様に文字をマッキーでなぞる。うん、美しい!

標石です!(もうヤケクソ)

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南面「方位標」

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東面「基本」

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北面「No. 18」
雷神峠のはNo.17でしたから連番になっているようです。
ちなみにコンクリ製の天測台と子午線標は対で同じ番号が付くようです。

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西面「地理調」
よく考えてみれば、この地理調って表記もレアなんだよなぁ。

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上面です。
大きさは四等標石と同じです。

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天測点がある雷神峠のほう(真北)を見るとこんな感じ。
当時は遠くまで見通せたんでしょうね。


舘沢省吾氏より、この方位標の点名は“明神岳”であると教えて頂きました。この方位標にもちゃんと点の記があり、点名が「明神岳」、冠字選点番号が「佼18」、選点・埋石・観測日が昭和26年11月15日、備考欄には「一等三角点雷神峠測點…子午線標」と書かれています。以上の事から記事タイトルを「西山峠方位標」より「明神岳(方位標)」へと変更します。同様に「雷神峠方位標」も「雷神峠(方位標)」に変更します。(2017/5/27追記)
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