標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/04/09(日)
南三陸町の南三陸ホテル観洋の北北西1.1km付近にある一等水準点(兼重力点)。
※この記事は“上の山”の続きです。

次は、志津川へ来た本来の目的である一等重力点を兼ねた一等水準点へ行くことにする。

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先ほどの上の山公園より、R45を石巻方面へ進む。【現在地
5696”の記事でも書いたように、かさ上げ工事中の志津川中心部は頻繁に道路の付け替えが行われ、来る度に道が変わっている。以前来たときはR45が前を横切っていて今居るところがR398だったはずだが、現在はここがR45だ。最終的には震災前のルートに近い、もっと南側の方を東西に通すのだろう。

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町を抜けたところにある水尻川に架かる橋を渡ったところから700mほど進むと水準点付近に到達する。【現在地
道路右側に旧道跡と思われる側道があるので、車をそこに駐める。

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標示板発見。点の記の記載通り「佐利商店」の手前にありました。

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ここも確か地下だったっけな。マンホールでなく、鉄板か。

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おおーっ!フタの中央に

   基  本
  一等水準点
建設省国土地理院

と書かれたプレートが付いている!
以前秋田の湯沢で見たのとはタイプが違いますね。まぁ建設省時代ってのもあるけど。

じゃ早速開けますかね~。鉄板だからマンホールのフタよりも簡単だな。

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よいしょっと…あれ?
中にもう一つフタがある!?しかも結構下の方!
うわっ、フタが遠いなぁ。しかも変な色の泥で汚いし。

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ん?うっすらとだけど泥に埋もれてる。しかもさらに深いところにあるし。さて、どうしようか…。
※以前ゆう氏が来たときは水没していたみたいです。

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丸形の標石ですね。
深さを測るのを失念しましたが、泥を取るのに頭を突っ込むくらい深かったので、深さ70cmくらいはあったと思います。もうやだ…。
この辺りは道路の改良工事を少なくとも2回はしたのでしょう。その度にかさ上げされて、ご覧の有様。三角点と違い標高が変わってしまうので、おいそれと高上改埋するわけにもいかなかったんでしょうね。
重力をどのようにして測るのか知りませんが、こういう場合測定器はこの深くて汚い標石の上に置くのか、それとも鉄板のフタの上になのか、どうしたんでしょう?
[5695(一等水準点・一等重力点)]の続きを読む
2017/04/09(日)
南三陸町の南三陸さんさん商店街の東100m付近、上の山公園内にある四等三角点。
※山形県上山市の三等三角点および電子基準点とは別の点です。
※この記事は“5696”の続きです。

次は同じ公園内にある四等三角点を見てみる。

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三角点は、先ほどの「経緯度表示板」のすぐそばです。

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先ほどの水準点と同様に地下埋設です。
フタが浮いてますね。先日来たゆう氏が閉め忘れたのかな?

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これも文字だけのシンプルなデザイン。

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点の記の要図に記載されている通り、「経緯度表示板」(モニュメント)から約8.5mです。

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開けました。

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標石です。ICタグ付き。
画像左下(北東)辺りの標石の角が欠けてますね。

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撮影後にフタを閉めようとしたところ、うまく閉まりません。
どうやらフタのツメの金具が標石に当たってしまうようですね。標石が欠けていたのはこれが原因のようです。
閲覧サービスの近景写真と見比べると、設置時(移設時)に比べてフタの位置が下がってしまったように見えます。
[上の山(四等三角点)]の続きを読む
2017/04/09(日)
南三陸町の南三陸さんさん商店街の東100m付近、上の山公園内にある一等水準点。
※この記事は、ゆう氏のブログ「ゆうさんの三角点」の記事を参考にしています。

一等重力点を兼ねている水準点は他にも南三陸町の志津川に2ヵ所あるらしいので、早速行ってみることにした。

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仙台より三陸道を爆走し、志津川ICで降りる。【現在地※画像はドライブレコーダーの動画を加工したものです。
本当は最近出来た南三陸海岸ICまで行きたかったんですが、遠回りになるみたいなので手前で降りました。これのおかげで、志津川がとても近くなったような気がします。早く気仙沼まで繋がってほしいですね。

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重力点へ行く前に、まずは上の山公園へ向かう。
ゆうさんの三角点」の記事によると、上の山公園には一等水準点と四等三角点の他に「経緯度表示板」なるものがあるらしい。記事からは設置者や目的が分からなかったので、それについても確認してみようと思う。
南三陸町の志津川の中心部は現在かさ上げ工事のまっただ中のため、道路の付け替えで来る度に道が変わっている。ナビも地図も役に立たない状態だ。でも一応、国道何号なのかが仮設の標識に書いてあるので、それだけを頼りに進む。

三陸道よりR398を経由して、R45を気仙沼方面へ進む。右手に南三陸の復興の象徴でもある「南三陸さんさん商店街」がある交差点を左折する。【現在地

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150mほど進み、ここを左折。【現在地

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さらにここを右折。道路の向こうに、さんさん商店街が見える。【現在地
この先の道が広い道路(現在R45として使われている道路)と繋がれば、そこから入ってきた方が近い。
※ゆう氏の記事と似たような画像になってしまってますが、ご容赦願います。

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水準点の標示板と経緯度表示板らしきものを発見。楽勝。【現在地

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水準点は大きな岩(石碑の裏側です)の前にありました。

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地下埋設のためマンホールになっています。フタのデザインは文字だけのシンプルなもの。

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開けました。

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金属標です。
この水準点は重力点ではありません。念のため。

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次はいよいよ経緯度表示板ですよ。

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おお、あったあった。これだ。

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経緯度表示板。
…というか、「表示」だから手前のプレートの部分のことだよね?全体的に言えば「経緯度標」って感じでしょうか?震災のせいなのか、本体の花崗岩の部分と設置されている岩との間にすき間が出来ています。揺すったりはしてないのでガタついてたのかは不明。

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プレート部分。

経 緯 度 表 示 板
東経 141度27分11秒
北緯 38度40分29秒
標高 16m16
平成元年11月測量

と書かれています。平成元年か…今となっては結構古い物なんだな。

ちなみに手持ちのハンディGPSで測定すると
東経 141°26′59″.5
北緯 38°40′40″.2
と表示されました。あれ?全然違うぞ。もしかしたら日本測地系なのかな?

そこで、ここのページで世界測地系から日本測地系に変換してみたところ、
東経 141°27′12.12727″
北緯 38°40′29.61514″
となったので、大体合ってますね。良かった…。

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方位を示している金属標。これの中心の経緯度なのかな?
方位は合ってますね。…が、磁北に合わせているような感じなので、実際の北(真北)は時計回りに8度くらいの方角のはず。普段はあまり気にしてませんけどね。

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裏側。

寄  贈
岩倉測量設計株式会社
平成元年6月

はい、これは測量会社から寄贈された記念碑みたいなものだったんですね。公的な基準点ではありませんが、プロが測量したものですから精度的には問題ないでしょう。
この後に行く四等三角点“上の山”の点の記には「モニュメント」と書かれています。最初点の記を見たときは何のことか分からなかったのですが、納得できました。
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