標石よりも探す過程がメインの三角点探訪ブログ。
2017/04/15(土)
茨城県日立市の高鈴山山頂にある一等三角点。

今日は以前から行こうと思っていながらなかなか行けなかった、茨城にある天測点と子午線標を見に行こうと思う。

天測点の場所については、「Shigeru Shimizu のホームページ」の天測点一覧のページを参考にさせていただいてます。この一覧を見て、「あぁここにもあるのか」とか「ここ行ってみたいなぁ」とかいつも思ってるわけですが、今回はこの中の高鈴山へ行ってみようと思います。理由は子午線標がまだ残っていて場所が分かっているということと、常磐道を使えば日帰りで帰れそうだからってこと。宿代高いもんね。

takasuzuyama1.jpg
常磐道を南下して日立中央ICで降りる。【現在地※画像はドライブレコーダーの動画を加工したものです。
このICにはPAも併設されており、コンビニがあるのでついでに食料も調達していく。

takasuzuyama2.jpg
日立中央ICは日立有料道路と直結しており、料金所で高速の通行料金に有料道路代100円をプラスされた金額を支払うことになる。大した距離でもないのに100円払うのは馬鹿馬鹿しくも思えるが高鈴山へ行くのには最も近いICなので時間の都合上仕方ない。すぐ隣の日立北ICのランプウェイのほうがよっぽど長いような気がするのになぁ。
…などと愚痴をこぼしているうちに有料道路の終点に到着。交差点を右折する。【現在地

実は高鈴山山頂へは車で行くことも可能なようだ。実際、点の記には「自動車到達地点:本点」と書かれており、GoogleマップのストリートビューでもGoogleカーが山頂に到達している。今回、高鈴山へ行こうと思ったことで一番悩んだのがこれだった。本当に車で行けるのかどうかということだ。いろいろなWebページやブログなどを検索しても車で行ったなんてことはあまり書かれていない。車で行った記事を見つけても少し古いもので、現在では状況など変わっている可能性があり鵜呑みには出来ない。しかもWikipediaには一般車進入禁止と書かれている。どういうことだ?
先述のストリートビューでは、当然途中の道の状況も確認できる。それを見ると、途中の「かみすわ山荘」位置までは何とか行けそうだが、そこから先の道がかなり怪しい。実際にGoogleカーが行っているので通行は可能なのかもしれないが、ガードレールが無く、ギリギリ1車線かそれ以下の幅員しかないような道では私の車はまず無理。友人K所有の軽四駆車なら何とか行けそうな気がするものの、途中で閉鎖されていたら意味が無い。
あらゆる可能性を考えて、結局無難に徒歩で登山することにした。山の北側からなら道路からあまり距離も無く、等高線を見ても大した傾斜で無いことが分かったからだ。Web上の記事や地形図から見て、北側からの登山道も元は林道だったような感じだ。つまり車でも通れる程度の傾斜しか無く、それなりの広さがあるとても歩きやすそうな道だということになる。
コースは二通り(※)。茨城県道36から「もとやま自然の村キャンプ場」位置内へ入り、キャンプ場から登る。もう一つは県道36沿いにある「あかさわ山荘」付近位置から林道跡に入りキャンプ場へ抜け、以降同じ。これはキャンプ場に入れなかった時のための代替コース(回り道)。というのも、そのキャンプ場は施設の老朽化などの理由により、3月31日(月)をもって廃止したらしいからだ。(※登山道のコースは他にもありますが、今回はその中の2コースを選びました)

以上の理由により、ここで茨城県道36へ右折する。

takasuzuyama3.jpg
早速キャンプ場へ行こうとしたところ…はい、予想通りでした(笑)。【現在地
つまり、あかさわ山荘から行けってことね。

takasuzuyama4.jpg
先ほどのキャンプ場入口から、さらに400mほど進むと「あかさわ山荘」前に着く。【現在地
他のWebページなどを参考に、道路右側の空き地に車を駐めていく。
この「あかさわ山荘」とは、この一帯が鉱山の町だった頃の旧本山小学校の校舎を宿泊施設として再利用したものだと聞いていたんですが、体育館のような建物しか無く肝心の校舎が見当たりません(広い空き地になっている)。後で分かったことですけど、どうやら2011年に解体したらしいです。でも「あかさわ山荘前」というバス停は残っているみたい。

takasuzuyama5.jpg
ここから入っていけば良いんだな?【現在地

takasuzuyama6.jpg
なるほど、確かに林道だ。【現在地
鉱山に関連した施設への道だったのかな?

takasuzuyama7.jpg
県道より500mほど進むと峠のような所に到達する。【現在地
真っ正面には高鈴山山頂にあるレーダー雨量観測用の塔が見える。あそこまで歩くのか…。

takasuzuyama8.jpg
キャンプ場へ行く道と合流。【現在地
閉鎖ゲート前に車を駐めて、歩いてきても良かったかな。

takasuzuyama9.jpg
キャンプ場は閉鎖に伴い施設を撤去したのか建物は一切見当たらない。まるで建設前の分譲地を歩いているようだった。
ゲートからの道と合流してから500mほど進むと左側に「高鈴山ハイキングコース」と書いてある小さな看板があった。【現在地
とりあえず道は間違っていないようである。

takasuzuyama10.jpg
ネットで見覚えのあるゲート。なぜか開いてます。【現在地
県道の所で閉鎖されているためか、ここを閉鎖する意味が無いからかな?

takasuzuyama11.jpg
ん?鎖?【現在地

takasuzuyama12.jpg
もう山頂近くの広場まで来たのか。意外とあっけなく着いたな。【現在地
ここまでは車で来るつもりだったんだけどなぁ。

takasuzuyama13.jpg
広場から右折して山頂へ続く道を進む。【現在地
狭いけど小型車なら通れそう。舗装はちゃんとしてるし閉鎖もされていないようだ。最近車が通ったような跡があるので、もしかしたら山頂まで車で行けたかな?

takasuzuyama14.jpg
来る途中で遠くに見えた塔が目前に迫ってきた。【現在地

takasuzuyama15.jpg
着いたー!ストリートビューで見覚えがある光景!!【現在地

takasuzuyama16.jpg
山頂のあの出っ張りが三角点だな?

takasuzuyama.jpg
まずは一等三角点。
標石は上面が少し出ている程度。

takasuzuyama17.jpg
上面舗装が風化してボロボロです。現状で保護石はありませんが、元々は4つあったような形跡が見られます。

takasuzuyama18.jpg
標石上面のアップ。ICタグ付き。
記念に踏んづけていく人が多いせいか、角が丸くなっています。

標石の写真を撮っていたら車の音がしました。塔の前の広場を見ると小型車が1台来てるではないですか。見た感じ、業者ではなく一般の人のようです。やはり高鈴山山頂は車で来ることが可能だったようです。ちょっとガッカリしたけど、登るのがそれほど大変でもなかったから、まぁいいか。
[[茨城]高鈴山(一等三角点)]の続きを読む
2017/04/09(日)
南三陸町の南三陸ホテル観洋の南南西600m付近にある一等水準点(兼重力点)。
※この記事は“5695”の続きです。

次も一等重力点を兼ねた一等水準点である。なぜ志津川に2ヵ所設置したのかは良く分からない。

5694_1.jpg
先ほどの所よりR45を石巻方面へさらに1.7kmほど進むと、目標物であるJR気仙沼線ガードの高さ制限ゲートが見えてくる(予めGoogleマップのストリートビューで確認しておいた)。【現在地

5694_2.jpg
道路脇に標示板を発見。【現在地
…したけど、ここに路駐するわけにもいかないので、とりあえず通過。

5694_3.jpg
少し進むと左側に駐車スペースが。でも私は右側の空き地に駐めました(これも予め調査済み)。【現在地

5694_4.jpg
車を駐めた空き地から水準点へ向かう。
途中には点の記にも書かれている「89.3」のキロポスト(距離標)がありました。偶然でしょうけど、このキロ数って語呂が良いというか物騒というか…。

5694_5.jpg
水準点に戻ってきました。保護石が4つ並んでいるのが分かります。

5694_6.jpg
標石でなく金属標です。

5694_7.jpg
上面舗装ですね。

5694.jpg
金属標のアップです。
他のもそうでしたが、重力点を兼ねているのに見た目はただの水準点です。何か「これは重力点だ!!」みたいなのが欲しいですね。例えば「重力点」と書かれた標示杭を打っておくとか。
[5694(一等水準点・一等重力点)]の続きを読む
2017/04/09(日)
南三陸町の南三陸ホテル観洋の北北西1.1km付近にある一等水準点(兼重力点)。
※この記事は“上の山”の続きです。

次は、志津川へ来た本来の目的である一等重力点を兼ねた一等水準点へ行くことにする。

5695_1.jpg
先ほどの上の山公園より、R45を石巻方面へ進む。【現在地
5696”の記事でも書いたように、かさ上げ工事中の志津川中心部は頻繁に道路の付け替えが行われ、来る度に道が変わっている。以前来たときはR45が前を横切っていて今居るところがR398だったはずだが、現在はここがR45だ。最終的には震災前のルートに近い、もっと南側の方を東西に通すのだろう。

5695_2.jpg
町を抜けたところにある水尻川に架かる橋を渡ったところから700mほど進むと水準点付近に到達する。【現在地
道路右側に旧道跡と思われる側道があるので、車をそこに駐める。

5695_3.jpg
標示板発見。点の記の記載通り「佐利商店」の手前にありました。

5695_4.jpg
ここも確か地下だったっけな。マンホールでなく、鉄板か。

5695_5.jpg
おおーっ!フタの中央に

   基  本
  一等水準点
建設省国土地理院

と書かれたプレートが付いている!
以前秋田の湯沢で見たのとはタイプが違いますね。まぁ建設省時代ってのもあるけど。

じゃ早速開けますかね~。鉄板だからマンホールのフタよりも簡単だな。

5695_6.jpg
よいしょっと…あれ?
中にもう一つフタがある!?しかも結構下の方!
うわっ、フタが遠いなぁ。しかも変な色の泥で汚いし。

5695_7.jpg
ん?うっすらとだけど泥に埋もれてる。しかもさらに深いところにあるし。さて、どうしようか…。
※以前ゆう氏が来たときは水没していたみたいです。

5695.jpg
丸形の標石ですね。
深さを測るのを失念しましたが、泥を取るのに頭を突っ込むくらい深かったので、深さ70cmくらいはあったと思います。もうやだ…。
この辺りは道路の改良工事を少なくとも2回はしたのでしょう。その度にかさ上げされて、ご覧の有様。三角点と違い標高が変わってしまうので、おいそれと高上改埋するわけにもいかなかったんでしょうね。
重力をどのようにして測るのか知りませんが、こういう場合測定器はこの深くて汚い標石の上に置くのか、それとも鉄板のフタの上になのか、どうしたんでしょう?
[5695(一等水準点・一等重力点)]の続きを読む